空前のコンデンサー不足、太陽誘電が新工場検討
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注目のコメント
記事にもあるように、MLCCは小型化すると数量ベースでの生産性が飛躍的に向上します。薄層化・多層化によって静電容量の体積密度は年々増加していますから、単純にコンデンサとして同じ性能を実現する回路を設計するなら、小型コンデンサを使ったほうが実装面積だけでなく、価格面でもメリットになります。
しかし、Ueharaさんのコメントにもありますが48V対応のため、車載向けMLCCでは薄層化できず、そのため大型品を使わざるを得ないため、数量生産性の低い大型MLCCの需要が逼迫しているという構造です。
そして、大型品の生産量を上げるためにセラミックグリーンシートの生産能力を上げる計画とのことですが、グリーンシートの製造工程は粉体を扱うので防爆設備が必要だったり、攪拌機や乾燥機も必要で、立ち上げには時間がかかると思います。立ち上げに時間がかかると車載MLCCの小型化が進んでしまうリスクもあり、投資判断は難しいのではないかと思います。