コンクリートのひび割れ抑制効果を確認 『フィットクリート』実物件への適用推進(ニュースリリース):時事ドットコム
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コンクリートの商品名はやはり、「○○クリート」が多いですねえ。
コンクリートがひび割れるのは、車や石がぶつかって力を受けた時だけでなく、自分自身が反応をしたり環境からの影響によって徐々に変形をしたりすることによって、力をかけずともひび割れる時があります。
コンクリートは水、セメント、石、砂という異種の材料を組み合わせて作るので、その異方性に起因するひび割れが存在します。
例えば、セメントの硬化反応による温度膨張⇔収縮や、水分を逸散して乾燥することによる収縮など、目ではわからない範囲ですがコンクリートは必ず体積変化します。
この模擬部材のように、底の部分がガッシリと固定されてしまうと、コンクリートが自由に変形することができず、結果としてひび割れることがあります。
木とか石とか鉄とか、自然界での永い時間や工業的プロセスを経て完成された良質な状態のモノを組み合わせる材料とは異なり、コンクリートは工事現場で完成させる材料。
コンクリートは人工の石ですが、そりゃあ石が悠久の時間の中で形成されるうちにはひび割れのひとつやふたつ出てしまうだろうなあ、と最近思います。
そんなボヤきはコンクリートを享受する人々には関係ないので、ひび割れをなくすのはコンクリート技術者の永遠のテーマ。
収縮を相殺する膨張性を与えたり、毛細管張力をコントロールして収縮を低減させる薬剤を添加したり、石灰石を使用したりと、対策はさまざまです。
もちろん、まだ見ぬ解決策もきっとあると思います。