ふくおかFGの挑戦、リアルタイムアナリティクス技術を活用したオムニチャネルマーケティングの実現へ
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ふくおかFGが顧客データベースを構築しているそうです。
グローバルに見ても、金融機関は顧客データベースの構築にはあまり積極的でなく、数年前まで、アメリカの最大手の銀行でも、顧客の家族構成やライフイベントの情報をほとんど活用できていませんでした。
なぜなら、アメリカでも、そもそも銀行口座を開設する時に家族構成を伝えることはないからです。
今回、ふくおかFGは、500万人分のデータベースを構築しており、「取引資産残高」「位置情報」「興味・関心」「世帯構成」「ライフイベント」「職業」「資産額」「年収」「収支」「活動エリア・時間帯」「利用店舗」など500項目の情報を集積しているそうです。
今はネットやSNS上のビックデータを解析することで、個人の属性情報はもちろん、政治的なスタンスや嗜好すらもわかってしまう時代です。それが、中国の芝麻信用のような形で新しいサービスを生み出しています。
このような流れはより加速し、金融サービスがより便利になっていくと共に、プライバシー保護と利便性のバランスが、今まで以上に重要になっていくように思います。ふくおかは、ポーランドのmBankをモチーフにした感のあるiBankを設立するなど、テクノロジーをテコとした革新的な試みに取り組んでいます。
オムニチャネルの展開は新しい話ではありませんが、プロダクトアウト的な発想が多く、どこまでユーザーに寄り添った革新性が追求できるかですね。