木を熟知した宮大工が「非効率な施工」にこだわり続ける理由とは?
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注目のコメント
正直私はこういう伝統的な技術者達を残す方法は全国の社寺への観光を有力な産業として成長させ、観光客や参拝者からの寄付を増やし、社寺への維持修繕費を増やし、宮大工だけでなく林業まで維持可能な成長をしていくことだと思ってます。
伊勢神宮が二十年毎に式年遷宮を行い、それが千三百年続き、新陳代謝を繰り返し細胞が生まれ変わるように宮大工から植木職人、鍛治職人まで生み出していく、この新陳代謝を守ることはこの先の日本人の自我同一性を守る上でも必要なことでしょう。
伝統的な職人の仕事はスピードとコストを求められる現状において非合理的でしょう。しかし合理性が私達が何者であるかを教えてくれることはない。デジタルの腕時計が日本で生み出され、それが合理的な物として世界に広まり、それが果たして私達の自我同一性になったのか鑑みてみれば明らかです。
私は日本は職人の国であると思っています。ただそうあるために必要なのは合理性ではなく、改めて自分達が世界のどこに生まれ、どこに育ち、最終的に自分の精神がどこに帰属するかということに気づくことだと思ってます。素晴らしいですね。
こういう人・技術が、最表面に出れば日本はもっと魅力的になる。
新歌舞伎座のような、和と西洋のミックス建築はもっと合って良い。