スペイン議会、イノベーションを目的とした仮想通貨規制案を満場一致で支持
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表題を見て、わ、スペインいよいよ来た!と思いました。
この記事のポイントは「レギュラトリー・サンドボックス」。子供が砂場で遊ぶように、一般の法改正をすっ飛ばして「まず今このタイミングでやってみる」という社会実験と実装に向けてのアクションの精神です。
つい先日訪れたマドリッドで市役所でもヒアリングを行いましたが、その男性曰く「スペインの法律は細かくて解釈の余地がない」とのこと。その点アメリカやイギリスの法律は解釈の余地が残されていて柔軟で羨ましいとのこと。つまり「すっ飛ばさないといつまで経ってもできない」という逆境がスペインの特徴です。
10年以上の不景気に悩まされ、また大都市とその他地域の経済的不均衡によって生じているカタルーニャ地方の独立などセンシティブな話題に事欠かないスペインにとって、どの地域に住もうとも平等で豊かに暮らせることが至上命題。ブロックチェーンもそれを導入することが重要なのではなくグローバル経済に左右されず富配分する方法の模索のための一手段にすぎません。
今まで暮らしが豊かなヨーロッパといえば北欧指すことが多かったわけですが人口も歴史も古く比較的保守的な国であったスペインの底をついたあとの躍進は意外にも日本にとって参考になるところが多いと感じています(食事も美味しいし笑)。
日本はあわよくば底をつく前に変わりたいですが…なかなか難しいですかね。
注目のコメント
詳しく調べたわけではありませんが、記事の中ほどにある、
「費用対効果が高く中間業者を介さない決済・送金システムとしてブロックチェーンを推進する」
という説明が事実であるならば、
「ブロックチェーンと仮想通貨を優遇する規制」
という冒頭の説明とは合いませんね。少なくとも、投機的な投資対象として仮想通貨を優遇するようには読めないので、よくある「大げさな見出し」ではないかと思います。