【独白】2兆円を束ねる、サントリー「狂気と理性」の経営学
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サントリーの経営陣の中でも、私がずっとインタビューをしたかったのが、「次の社長」といわれている鳥井信宏副社長です。
数年前から次の社長といわれながらも、メディアの取材をほとんど受けず、派手な“遊び”の噂も皆無なので、人柄を掴む機会がほとんどありませんでした。
初めてのインタビューですごく印象に残ったのが、鳥井さんの喋り方でした。1つ1つの質問に対し、じっくりと考えてから返答する。その姿勢から、「自分がどう見られるか」を小さい頃から自然に考えてきた、創業家の方ならではの威厳と雰囲気を感じました。本日も貴重なインタビューになっていると思います。ぜひご一読ください。実はご縁があってスシローのビールはスシローなのに(笑)プレモル一本です!
信宏さん、メディアに出られるのは本当に珍しい。同年代でもあり、何度かゴルフ等ご一緒させて頂きましたが、本当に偉ぶらず尊敬に値します。サントリーさんは事業といい次の経営陣といい磐石ですね。「狂気を持つ一方で、時には理性的な判断を下せる。その両者のクッションの役割が創業家の存在意義」というのが面白い。
最近、『世界のエリートは、なぜ美意識を鍛えるのか』を読んでますが、経営におけるアート(=経営者×直感な一人称)とサイエンス(=コンサル的×分析な三人称)とクラフト(=現場×経験な二人称)の使い分け、つまりアートを支えるサイエンスとクラフトを社内につくるのが重要、とあります。きっと創業家といいながら、銀行でサイエンス的な部分を、現場でクラフト的な部分を持ちあわせているからこそリードできるアートな狂気性ということかと思います。
ユニクロ柳生さんのところも息子(たしか次男?)が長く商社に勤めてからユニクロに入社して、まさに同様の軌跡を辿っていると聞いたことがあります。外部の血も知っている最強の創業家ですね