大林組、同業も驚いた「新ルール」の徹底ぶり
東洋経済オンライン
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こちらが大林組の再発防止策の全文。
http://www.obayashi.co.jp/uploads/File/20180514boushisaku.pdf
建設工事は、大林組のようなゼネコン1社で業務が完結するわけではない。その下請けとして、機械工事・電気工事・鉄筋工事・塗装工事など、専門業種を得意とする、規模も文化も様々な会社が参加する。過去に契約実績がある会社であっても、現場そのもの及び現場に入る監督者・作業員が変われば、過去と同じノウハウは通用しない。
そのような状況で、決められた工期内に、安全第一・品質第二で工事を完了させるためには、円滑なコミュニケーションが不可欠。そのため発注者側が工事を行う各社を集めて懇親会を開くのはよくあること。
そういった懇親会の類に参加する際、事前に会社に申告し承認をもらう。という内容にすぎないと思うのだが、厳しいものとは到底思えない。
仮に記事内に出てくる同業他社の「大林組さん、厳しすぎでしょ」の声が本当なら、業界全体でコンプライアンス意識が低いとしかいいようがないのでは。営業担当のみではなく、全従業員に対して同業者との懇親会に参加する際は事前に報告する義務を課すそうで、大変厳しいルールを設けたように思います。しかし、記事中にもあるように、海外ではさらに厳しい談合防止策が取られていること、自分たちが引き起こした不祥事でルールを設けなければいけなくなってしまったことを考えると、何とも言えなくなります。