コーヒーの「ネスレ」が無料でDNA検査サービス、真の狙いは
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DNAに記事ではフォーカスされていますが、そもそもサプリメント成分を含有した抹茶マシーンがすでに9万契約されているという事実の方がすごいと思います。(コーヒーマシーンからのアップセルも多いと思いますが。)
サプリメント市場におけるDNA検査サービスはDHCが数年前から取り組んでいるし、いよいよサービスの一環として広がってきた感じがします。
個人的には、DNAは一回きりの検査になってしまうので、顧客リレーションとしてはインパクトはあるもののサステナブルさが弱い。(情報の出し方で工夫はできますけど。)同時にやっている食事の写真からのアドバイスのほうが長期的には効いてきそうです。ネスレのこうした試みは、消費財企業が大量生産による低コストを武器に流通を押さえるというビジネスモデルを、消費者と直接繋がり、個々のニーズに応じた商品を提供するDTC企業に変貌する取り組みに映ります。ネスレは海外ではわかりませんが日本では印象が良いので、そのブランドと信頼感が活かせそうです。高齢化が進む日本でビジネスモデルを確立して海外に展開するようなストーリーを期待したいです。課題は商材の幅になりそうですね。