三菱商事などから17億円調達、〝食べる藻”とは?
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スピルリナやユーグレナ、ボトリオコッカスやシュードコリティスシスエリプソイディア、オーランチオキトリウムなど、食用や燃料用などの目的で培養される水棲の光合成微生物(オーランチオキトリウムは光合成しませんが)を、俗に「藻類」といいますが、生物学的な分類ではありません。スピルリナはシアノバクテリア、つまり細菌の一種ですね。
食用のスピルリナは、中央アフリカのチャド湖周辺で乾燥されたものが以前から食べられていました。高タンパクで、βカロチンなどの栄養が豊富であることが知られています。
工業的な生産としては、日本のDIC(旧大日本インキ化学工業)が1978年にバンコクでの培養生産および販売が始まり、現在では各国で作られています。
スピルリナはろ過が可能で、脱水・乾燥後にタブレットとして流通しているものが大半ですが、「タベルモ」を設立したちとせ研究所で、2014年に世界で初めて急速冷凍技術による生食を実現しています。この手の藻類培養の大きな課題である雑菌繁殖を抑えるために、高アルカリ高塩分(pH10、NaCl 5g/L)の独自のNML培地を開発したことも大きいでしょう。
https://www.sbj.or.jp/wp-content/uploads/file/sbj/9502/9502_project_bio.pdf
乾燥スピルリナは(おそらくその乾燥過程の加熱処理により)、アオコの様な臭みとコンブのようなえぐみをもつため、食品用には向かないと言われていましたが、「タベルモ」の生食用スピルリナは味や匂いがないために、ジュースやアイスなどに混ぜても美味しさを失わないという特徴があります。
2015年から積極的なマーケティングを行い、今年1月には「オシャレガール」田中みな実さんに飲んでもらうなど、徐々に広まってはいますね。
https://bijinhyakka.com/archives/14171
22日のテレ東WBSの特集では、なぜか私もプチ取材を受けました笑研究所で生まれる肉ということで、Lab grown meat は、シリコンバレーで最も熱い企業が、いまや肉だんごを作ってます。代表企業は、メンフィスミート。http://www.memphismeats.com/ 写真がいいのか、見るからに、美味しそう。
今、最も期待しているのが商社。有能な人材、グループ間にある投資機能、コンサル機能、デジタルプロバイダー機能。人材が全ての商社は全てができる。ただ、間違った絵だけは書いて欲しくない