消費者物価、4月は前年比+0.7% 2カ月連続で上昇幅縮小
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全国の消費者物価は、以前より一週間程度早く公表されるようになりましたが、更にその3週間前に東京都区部分が公表されますから、以前より市場の注目は低下しています。実際、4月の消費者物価も3週間前に東京都区部分が公表されており、減速することは見えてましたから。
総合ベースの上昇率が低下したことが注目点です。生鮮食品の価格が下落したため、消費者の購買力が改善することになります。給与の伸びが高まっていることも相まって、消費の追い風になりそうです。
一方、基調的な物価上昇圧力は緩やか。賃金上昇がCPIを押し上げる力はまだ広がっていないようです。伸びないですね。
前年同月比の推移を全国総合と除く生鮮・エネルギーでみると
2018年1月+1.4% +0.4%
2018年2月+1.5% +0.5%
2018年3月+1.1% +0.5%
2018年4月+0.6% +0.4%
と言っても物価が上がらないで所得がちょっと上がるのが一般的には最もハッピーな状況だと思います。