大学生の就職率、98.0% 過去最高、7年連続上昇
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98%という高い値が、1年後の離職率で定着が減少するか、その下げ幅にも注目です。
就職ではなく、就社になってないことを祈ります。
注目のコメント
総論から見ればポジティブな結果だと思います。
今の学生は羨ましい、と氷河期時代の方はきっと感じるのではないでしょうか。
ただ各論から見ると、選択肢が多いことによる悩みや難しさもあると思います。「選択」といえば「選択の科学」という本のジャムの実験が有名です。6種類のジャムを用意したときと24種類を用意した時とでは、6種類の方が購買につながったという事例。
「選択肢の多さ」は一見ハッピーに見えて、決断タイミングでは深い悩みに直面することも多いですね。青い鳥もわんさか飛んでるように見えますし…。リクルートワークスの調査によれば、2018年卒求人倍率はグロスでは1.78倍ですが、従業員規模別では大きく差があります。
300人未満 6.45倍
300-999人 1.45倍
1000-4999人 1.02倍
5000人以上 0.39倍
5000人以上企業の求人倍率は、年々下がっています。2016年卒0.70、2017年0.59、2018年0.39、2019年0.37倍(4/26現在)
業種別には
建設業9.41倍
製造業2.04倍
流通業11.32倍
金融業0.19倍
サービス・情報業0.44倍
きわめて、規模・業種に偏りがあるのか実態です。98%という数値は、全体としてみたら求人倍率か高いので収まっていますが、実際には希望する業種・企業に入っているわけではないので、今後の退職率がどうなるか注目です。
リクルートワークス時系列データから抜粋。
http://www.works-i.com/surveys/graduate.htmlこういう記事が出ると必ず「学生の数が減ってるから改善するのは当然」みたいな意見が出ますが、明らかに企業の新卒採用計画の人数が増えてる要因が大きいですね。
実際、昨年の12月短観によれば、2018年の企業の新卒採用計画は前年比で+5.4%増加しており、一年前の同+4.9%に比べて伸びが加速してますから。