ベンチャー成長に新たな資金 株式投資型クラウドファンディングが10億円突破
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会社をEXITさせてある程度キャッシュを得た起業家の多くがエンジェル投資家としてベンチャーへの投資をします。構図としてキャピタルゲインを前提としつつも、後進を育てることにやりがいがあるという側面も間違いなくあると思います。
クラウドファンディングだとコンシューマ向けのサービスが強かったり、プロジェクトには共感してもリターンが魅力的に思えなかったりすると乗っかりにくいようなことがある一方、株式や新株予約権と引き換えとなると、個人がエンジェル投資家のように振る舞えるのでかなり市場性はあるように感じます。
ただ一般の方々がデューデリできるかというと難しいところなので、VCのリードインベスターが一社見つかったら残りはクラウドから集めるなど、ハイブリッドなやり方を模索しても良いかもしれません。イギリスではエクイティクラウドファンディング既にかなり浸透してきてます。大手2社Seedrsとcrowdcubeはいずれも600社超の調達実績、金額はそれぞれ376百万・434百万ポンドとなっています。
通常のVC調達と合わせ技でも活用されており、一般向けのマーケティングの一環という色合いもあります。フィンテック系のMonzo, Revolutなどはそういう使い方をしてます。
https://www.ft.com/content/19c1d3ee-cd3d-11e7-b781-794ce08b24dc
また、イスラエルの話ですが、OurCrowdという会社はUSD750m, 150社の調達実績。面白いのは自前のVCファンドがクラウド分と同時に投資する形をとっており、かなりしっかりとデューデリした会社だけが投資家向けに公募されます。
個人的には「VCや銀行から調達できない会社が使う、筋の悪い調達手段」という先入観を持ってたのですが、上記のような例ではそんな次元よりも高いレベルで活用の幅が広がって来ているように感じています。
日本でもどんどん広がると良いなと思います!起業時にCFで少なからず苦労したことがある身としては資金調達の手法が多様化するのは素晴らしいことだと思います。ただし、株式投資型クラウドファンディングがどの程度まで広がるかは投資の結論が出る数年後まで持ち越しですね。