時代に逆らえず。「100年企業」の倒産が過去最高に
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注目のコメント
これはタイトルがミスリードで、倒産は逆に減少しています、
大幅に増えているのは、「自主廃業」の方で、倒産と比べ廃業は全国平均で約3倍、地域によっては10倍を超えます。
つまり今起こっていることは、健全な新陳代謝などでほありません。
まだ十分やっていける企業が、マーケットの縮小や後継者の不在、そして経営者の高齢化で時代の流れに追いつくことを断念し、日本と企業の未来が見えないから自主的に辞めていっているという現象です。
日本の将来に漂う閉塞感と不安は、個人だけでなく、企業経営者も抱いていることです。
しかし、戦争や大恐慌も乗り越えて数世代にわたって続けて来た企業が、継続を断念するというのは、今の日本の不安の強さが、歴史上かつてないほどに強まっているという証かもしれません。
世界の100年企業の6割以上は日本にあります。
つまり老舗企業というのは単に古いというだけでなく、まさに日本の社会そのものの縮図ともいえます。
それが、廃業を余儀なくされているというのも、同時に今の日本社会を覆う未来への閉塞感と空気の縮図と言えると思うのです。100年前、インターネットはなかったし、生活は日本式のものが多かった。そこで生まれたビジネスが、そのまま今の時代通用しないことは、見えている。
重要なのは「捨てるべき伝統と守るべき伝統」、そのラインを決めないといけないことかな、、、と最近思いつつある。
ただ、ただ、100年続いたから助成金払っても、それは意味がない。伝統を踏襲しつつも、今を生きようとしている挑戦者に、光が当たる...そんな社会になってほしい。