ルノーとの資本構成見直し検討、合併協議は「一切ない」=日産社長
コメント
注目のコメント
日産は営業利益を見ると2期連続減益になり、2018年度の期初会社計画もさらに減益を見込んでいます。連結範囲の変更と完成車検査問題関連の費用を除いた営業利益を追うと、2017年3月期が6997億円、2018年3月期が6752億円、2019年3月期が5400億円となっており、1ドル105円の想定による(前期比5.9円の)円高減益要因を打ち返せないという内容です。(中国事業は持分法利益に含まれるためその成長は営業利益には反映されません)。
ルノーとの交渉も大事ですが、北米事業の収益性確保と新興国市場でのさらなるプレゼンスの引き上げが交渉を有利にする前提ですので、まずは業績が計画を上回って推移できるのかどうかオペレーションの力量が試されています。