米大使館、エルサレムに移転=イスラエル軍銃撃52人死亡-式典開催、和平不透明に
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いともたやすく行われるえげつない行為
大統領・・・
パレスチナ人にとっての大厄災の日「ナクバの日」前日に照準を合わせたように思われる大使館移転、見せしめの式典。こころは無いのか・・・
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パレスティナ人の抗議行動がガザ地区で続いており、死者は50人以上に達しています。この抗議行動は「帰還のための大行進」と名付けられ、先月から続いています。抗議行動を指導しているのは、専らガザ地区を支配するハマースであり、ヨルダン川西岸地区を統治するパレスティナ政府は抗議行動を抑えようとしています。
「帰還」というのは、パレスティナ人が、現在イスラエルが支配している元々の居住地に戻ることを意味します。現在は子供や孫の世代になっていますが、イスラエル建国やその後の中東戦争に際して、パレスティナ人の居住地がイスラエル軍に占領され、難民となりました。その元々の居住地に戻る、というのがパレスティナ人の各勢力共通の目標とされています。
「帰還のための大行進」は「世紀の取引」と呼ばれる、米国とサウディアラビアの支援のもとでイスラエル政府が進めているといわれるパレスティナ問題の最終解決に反対するための抗議活動です。ハマース指導部はそう言明しています。 米国の大使館がエルサレムに移るくらいはどうということもないのですが、「世紀の取引」は、はるかに深刻な話で、エルサレムはおろかヨルダン川西岸地区もパレスティナ政府から取り上げ、エジプトにシナイ半島の一部を提供させて300万人以上のパレスティナ人をそこへ移住させる。そうすることで、イスラエルからパレスティナ人を追い出す、という信じがたいような大掛かりな話です。また、サウディアラビアはその費用を出すことでイスラエルとの同盟関係を固める、ともいわれています。なお、この計画では、エルサレムの郊外地に、パレスティナ政府の首都と称することのできる敷地が一応与えられるとされています。
この「世紀の取引」の実否はともかく、ハマースはこの計画への反対のためとして抗議行動を続けており、イスラエルや米国、サウディアラビア、計画を呑みかねないパレスティナ政府を非難し続けています。せいぜい個人が扱うことができる程度の武器しか持っていないはずのパレスチナ人を、戦闘車両や航空機も使ってイスラエル軍が淡々と殺している、という風景です。日常茶飯事的な光景ですが、これについては本邦も含め「何とかしよう」とする具体的な行動はほとんど見られません。大使館移転云々でアメリカに対し外交的な措置をとった国も、アラブ諸国を含めありません。アラブの「民衆の」抗議行動に注目し、賞賛する人たちにも、これは関係ない話のようです。イスラーム過激派も、パレスチナやエルサレムの問題を自らの正当化や資源動員のネタとして扱うだけで、実際にこの問題に何か「貢献」するような作戦行動を起こしたことはありません。パレスチナ側の「政府」や「交渉主体」もどうにも無力なようです。「二国家解決」でも「パレスチナの大義」でも、事態を打開するには今までとは異なる発想と行動が必要なように見受けられます。
It’s ludicrous to think Jared was ever going to bring peace to Israel/Palestine. Trump said it well – walls work, and nowhere do they work better than in Israel. As long as you’re not Palestinian, that’s not a problem. Right now, the Israelis, the evangelicals, and the pro-Israel lobby in the US are jubilant about the Jerusalem embassy; those are the people in Trump’s space. For Trump, it’s Us vs. Them—and there are no Palestinians in Trump’s space.
〈元記事リンク〉
https://cnb.cx/2Kk3jOb