【独白】8つの言語をしゃべる「語学の天才」は、なぜ転校を繰り返したか
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すこし、本件とは離れますが、
現在の義務教育(学習指導要領)の理念は「生きる力」であり、知・徳・体のバランスを目指してます。
「出る杭は…」については、教育システムとしてとっているわけではないですが、今までの教育文化により現場ではそうなっていると感じてます。
ただし、個の育成については、今までよりも少しずつ充実してきています。
なにより、現場の大半の教師は、児童に対して少ない教員数ながらも、一人一人の子どもの個性をのばせるように日夜研鑽されています。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/pamphlet/1304395.htm
注目のコメント
孫正義財団の施設にて羽生善治さんをインタビューしていると、彼に対して「僕はずっと“ハニュウ”という読み方だと思っていました!!」という、ドン引きするようなKY発言をしていた財団メンバーの人物が主人公です。
ところが本当に、彼は英語からフランス語、スペイン語、韓国語、中国語などをべらべら話してしまうのです。一体どういう脳みそになっており、どんな勉強をしてきたのか、90分に渡るインタビューでも引き出しきれませんでした。
一方で、読んでいただくと分かるのですが、彼の学校生活はとても苦しいものでもありました。その個性と能力ゆえに、一部の同級生や教師からは、とてもつらい目に遭わされています。だから転校を繰り返しました。
また後半に登場する9歳の天才児も、日本の教室のレベルには合わなくて、カナダにあるギフテッドプログラムという特別な教育を受けるために引っ越しました。こうした異才や天才が、すくすく育つような場所が、もっともっと増えて欲しいものです。天才工場のメンバーたちのリアルライフを、ぜひご一読ください。彼らが「特別な才能」を持っていたから金魚鉢から抜け出せたのではなく
彼らの苦悩と官能を尊重し、より楽しく泳げる場を探すサポートを
周りの大人たちがしっかりやったから、その価値を認めてもらえる場と出会えたのだと思います。
天才でもギフテッドでもなくても金魚鉢は抜け出せる社会にしなければなりません。日本の同調化圧力からこうした天才達を解き放つ事はとても大切。和音くんのイジメは酷すぎるけど、お母さんが広い世界を見せてあげられて良かった。ちなみに今や世界的な理論物理学者となった灘中の同級生の立川君は中1の初めての体育でソフトボールをする時に、それまでバットを持った事がなかったらしく、右利きならどちらの手を上にバットを構えるか教えてあげたのは良い思い出。
灘とかの進学校だと、もちろんイジメが全くない訳ではないけど、基本的にお互いの個性を認め合う文化だから、私みたいに体格優れた生徒は近所の不良たちのカツアゲから同級生の秀才くんを守る代わりに、勉強教えてもらうなど互恵的な関係が築けた