人口減少社会試論・または次世代のための日本列島老人天国化論
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消費者としての役割に注目して富裕老人層を誘致するのはひとつの考え方ですね。実際に子供二人の父親として育児に奮闘していますが、周囲の友人を見渡しても出生率が反転するとは到底思えません。それならば出生率上昇以外に打ち手を考えるというのは現実的だと思います。この提案の素晴らしいところは出生率向上策と同時にとれること(二者択一ではない)。
ただ、個人的にはとても賛成なのですが(いくら富裕層とはいえ)閉鎖的・画一的な日本社会が移民を受け入れる懐の深さを持っているとは思えないがとても悲しいところ…
注目のコメント
ここ最近、人口減少に関する記事を以前よりも頻繁にウェブ上で目にするような気がします。
ひょっとするとこれは、ギリシア人が悲劇を見て喜ぶような、ある種の精神浄化の行為であり、今の時代の気分なのかもしれませんね。最近一緒にVOICYで放談を繰り返している朝倉さんがその余勢を駆ってか2年半ぶりにブログを。オザケンの久しぶりのシングル的な感じでしょうか。
確かに人口減少をAI等のテクノロジーで補う未来というのは、生産人口視点であり消費人口への考察が欠けています。製造業で発展した歴史からか移民というと単純労働に従事する人とイメージしがちですが、「ちゃんと消費してくれる高齢移民」を受け入れるのは「あり」な選択肢かなと思います。つまり世界中にいる”大橋巨泉さん的な人”を呼び込むこと。
そういう方は春に日本に3か月、夏にNYに3か月というような住み方をしているのでしょうし、医療費などこちらが全て持ち出しというやり方を取らずにも快適な環境さえ揃えば来てもらえるかもしれません。
少なくともアナクロな政治家の言う「3人以上産みましょう」じゃ解決しない問題であることは確かですので。この記事には大きな視点が抜けてます。現在の日本が超高齢国家だからといって、それが未来永劫続くわけではありません。
2025年以降年間死亡人数は毎年150万人以上が40年以上続きます。2055年にはほぼ年齢バランスが元に戻る見込みです。あと40年で超高齢国家じゃなくなるんですよ。ちなみに僕の言う高齢者とはもはや65歳以上ではなく75歳以上を指します。74歳までは現役になるはずなんです。
今だけを見て近視眼的な議論はすべきじゃない。
重要なのは、これからどのように高齢者の定義と実態を75歳以上にシームレスに変遷させていくかがカギと思います。