究極の「赤」を求めて──知られざる巨額産業、色素の世界#2
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【廃棄される野菜の色】
色…で思い出したのは「おやさいクレヨン」。規格外とされ廃棄される野菜を色素の原料として活用した話題になりつつある文房具です。米油と混ぜた食品を原料としているため子どもが誤ってなめたりしても安全なのが特徴。
面白いのは色の名前。赤ではなく「にんじん」色、緑ではなく「ピーマン」色など野菜の名前がついていて、可愛らしい。発色の良さは淡いものですが、鮮やかな色でない自然の色合いがもつ魅力。というものを感じる素敵なプロダクトです。
注目のコメント
色素は、反射する光と吸収する光の波長(エネルギー)で何色になるか決まります。(反射するエネルギーが目に見える色)
文章中にぼんやりとした赤という表現がありましたが、色は何種類の波長の光が反射されているかで決まり、その種類が少なければ少ないほど明瞭な色になります。
半導体が多いというのは、光の吸収反射に関わるのが、バンドギャップの広さによるためです。バンドギャップとは、光を吸収して、電子のエネルギー状態が高くなる励起するために必要なエネルギーギャップです。このバンドギャップがはっきり1つだけならば明瞭な色になるのですが、実際は、大きなバンドギャップ1つの上下に微妙に違ったエネルギー帯があるため、ぼやけた色になってしまいます。
コンピューターシュミレーション+人間のアイデアがこれからのキーになりそうです。"スブラマニアンは電子素材を追い求めるうちに新しい青にたどり着いた。今度は、新しい赤を探しているうちに新しい電子素材が見つかるかもしれないと、彼は冗談を言う。"
起業もこれくらいの心構えが良いのでしょうね。
『成功はランダムにやってくる!』という本を思い出しました。https://amzn.to/2IavK4x