「iPhone Xは売上不振」の噂は何だったのか。アップル公式発表との答え合わせ
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注目のコメント
もりちゃんさんがコメントされているように在庫。
開示資料から伺える数値だし、これまでのAppleの交渉力をもってすればいきなりこんな数値にならない。サプライチェーンからの情報と合わせると、本来の内示数に行かないゆえの生産終了・大幅減→在庫買取せざるを得なかったものが在庫になったと、かなり高い確度でいえると思う(のに、なんでこんなに報道が錯そうするのだろう…)。
決算時の記事
https://newspicks.com/news/2997880
在庫についての記事
https://newspicks.com/news/3003378
有機ELの需給ギャップ
https://newspicks.com/news/3006109
Xの四半期別生産量の推定
https://newspicks.com/news/2979599売上不振では無かったけど、最初に目標としていた数値が不明なので、体外的には好調と言っていても、本当に好調だったのかは内部の人しか分からない。
Samsungのディスプレイ部門は、1-3月期にOLEDパネルの稼働率が低下し、前期より業績が悪化しています。本当に好調であれば、業績が大幅に落ちる事も無いと思うのだが。予定された減産というのは想像しにくい。
前年同期の出荷台数ランキングでは、iPhone 7が2,150万台、iPhone 7 Plusが1,740万台となっています。3機種に需要が分散し、高価格化も重なったとはいえ、スーパーサイクル(Appleは一言も言ってないが)とされた10周年記念でもあった。単一機種でiPhone 7を上回る結果が出ないのは、これまでのフラグシップとの比較であれば、販売不振と見る事も出来る。
『「iPhone 7」、17年Q1の世界スマホ出荷台数ランキングで首位に:日経XTECH』
http://tech.nikkeibp.co.jp/it/atcl/news/17/051101375/ここまでの販売台数予測としては50-60M台が妥当なところかと思う。アップルは台数の内訳を発表していないが、iPhoneの平均販売単価が下がっていることからiPhone Xのモメンタムが1-3月に下がったのは確実。
10-20M台の在庫があるのでは、というのは調査会社が調べているマンスリーの実勢販売台数や主要部品のこれまでのiPhone X向けの販売動向からしても決算前から予測しえる内容であり、決算での在庫金額がそれを裏付けた形になる。