従業員の同意がない転勤を禁止してほしいです──サイボウズ青野慶久、連合の会長に働き方について意見してみた
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社会人になって最も納得がいかなかったのが「転勤」です。プライベートの事情なんてお構いなしで、2週間後には新天地に転勤とか、ほんと有り得ないと思います。
これまでの時代は、終身雇用で仕事が最優先。従業員の同意がない転勤も、渋々応じるビジネスパーソンが多かったと思いますが、今後はそうはいかないでしょう。住む土地を選んでから仕事を選ぶ、という働き方も有りだと思います。いやいやいや、この対談メチャクチャすごくないか…
連合の会長ってこんなところでコメント出すような人だったことにそもそも驚き。そして、青野さんとの会話がちゃんと成り立っていることに驚き。そして、会長の言っていることにそんなに違和感を感じないことに驚き。
正直言って、青野さんが指摘されているように、ベアだけじゃないだろう、という思いは元々持っていたし、「連合として守らなければならないものって、たしかにあるんだろうな」と思わされるようなコメントもこれまでにあったけど、ちゃんとした会長さんやないかい。
しかし、同意のない転勤、については、僕は考えが揺れている。というのも、僕は去年一年間「望まぬ」長期出張で工場に応援に行っていた。単身赴任する選択肢もあったけど、家族の都合もあったので、通勤片道2時間の生活を選んだ。
僕は研究が好きなので、工場での仕事なんてまっぴらだ、と思っていたし、実際、出張が命じられた瞬間に転職のエージェントに連絡した。けど、終わってみると、研究所などこもっていた時と比べると、明らかに会社のことが分かるようになり、視野が広がっている(ような気がする)。今となっては、「まあ、あの出張もありだったし、将来自分の部下を同じように送り込むべきだろうな」と考えてさえいる。(長時間通勤に伴い家での時間が減り、家庭は結構崩壊しかかって、ウェルビーイングが低かったのは否めないのだが…)
つまり、転勤の良し悪しなんて、本当のところ分かんないんだ。多分、往々にして上司は部下よりも視座が高い(と信じている)ので、部下の将来のためを思って、転勤させることだってあるだろう。
しかし、ここで、出羽守の登場で気持ちが揺れるわけです。ジョブ型のアメリカではそんなん、ないぜ!と言われると、やっぱり、同意のない転勤は、必要悪なのかな、とも思う。
「転勤するから給料上げてくれや!」という交渉ができたら幸せか?というのも、ちょっと違う気もする。定期的な転勤や配属の異動が本当に企業にとって経済合理性のあるものなのかを真剣に問う必要あり。社員のライフスタイルに関わらず2週間後には新任地へ。これは世界的にはありえない慣行。