北朝鮮の非核化「楽観論」がまだ成立しない理由 現時点では存在しない北朝鮮が核放棄する根拠
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黒井文太郎氏の分析、一読に値する。北朝鮮は一度も核兵器を放棄するとは言っていないし、北朝鮮が自分の非核化を約束したかのように、踏み込んで伝えてきた韓国の政権の発言に対して疑問を呈している。韓国、北朝鮮の発言、板門店宣言、労働党中央委員会総会の議論に基づいて説明したエッセイだ。ところで、まだ北朝鮮は体制保証を獲得したと確信していないとしても、確信したときに核兵器放棄の席につくのだろうか。そのときも核兵器放棄を確約することはないだろう。北朝鮮がいう「体制の保証」とは、朝鮮半島の南と北をあわせた地域に米国が軍事介入することはない枠組みを作った上で、大陸間弾道ミサイルを完成したあと、韓国が統一に向けて、北朝鮮と民族同士の対話と交流を推進してゆくとき、体制の保証が完成すると解釈するのだから。最近の北朝鮮の非核化に関する前向きの発言は、上記の3点セットが現実のものとなり始めたと北朝鮮が解釈した結果だった。
北朝鮮が核廃棄すれば、単なる弱小国になってしまう。核兵器があるからアメリカと渡り合えるのである。金正恩は核廃棄すると約束しながら色んな理屈をつけて先延ばししようと図るだろう。トランプ大統領がどこで決着すると覚悟出来るかだ。
韓国のムンジェイン大統領の支持率約8割のほうが異常だし、南北会談後の韓国での世論調査における「今回の北朝鮮は信用できる」が50%を超えるという結果も驚きだ。そんなに簡単に楽観的になれることのほうが、違和感があると思うのだが・・・