個人間カーシェアで維持費を最大98%まかなえた、有利なのはミニバン
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注目のコメント
私自身もAnycaで車の運用を始めてみたのですが、なかなか面白い体験が出来ています。
まず、貸す側からして非常に大きな障壁となるのは「初めて貸すとき」ですね。「ぶつけられたらどうしよう」とか「変な人だったりしないかな」という懸念が先に立つので、なかなか貸そうという決断に至れなかった自分がいました。
一方で、一度貸してしまってからは「ああ、こんなもんか」というのが分かるので、一気に障壁が下がります。車を貸す側とか借りる側が増えて、友人知人の口から「Anyca」で貸すのいいよ、借りるのいいよという声が広がっていくと、貸す側のボリュームがさらに増えて借りられる車が充実し、一気にクリティカルマスを超えていく可能性があるなと思います。弊社でも数万台レベルで車両の稼働から、個人情報がわからない形で行動の分析を行なっておりますが、大抵の方は明確に傾向があります。
一部の人はそもそも車を所有せずに、カーシェアかレンタカーで十分であったり、所有する必要はあれど使っていない時間帯はカーシェアに出しても問題ないであったり、車の所有のあり方はもっと効率よくなる余地が多くあります。
こうして自動車のデータを適切に解析、他データとの連携、サービス化していく事で、利用した分だけの移動手段、所有していても実質維持費無料といった世界観は比較的早期に実現できるかもしれません。私の周りにもAnycaで貸してる人間が何人かいるが、次に買う車は借りられやすいかどうかの視点が入ると言っている。そして、月にいくらか稼げることを前提に購入金額も検討するとも。(ま、少ないサンプルだけど)
ある物を買う時に、mercariで売れることを知っている人間とそうでない人間では、購入時の気分も判断基準も違うのと同じことが自動車業界にも小さく起き始めている。
「所有から利用」という言葉がよく使われるが、実際は白か黒かの変革ではなく、こうした観念、思考の融合、再編集が徐々に進むものなんだと思うし、そのプロセスにどう寄り添えるかが重要。