NTN、プロペラシャフト用小型しゅう動式等速ジョイントを開発…人とくるまのテクノロジー2018に出展へ
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プロペラシャフト用等速ジョイントってどの程度のニーズがあるんですかね?
等速ジョイントは、通常回転するシャフトを曲げなければならない際に使用されるジョイント(継手)です。
FFや4WD車の前輪はハンドル切りますので、動力シャフトを曲げてもスムースに回らないといけないため、無くてはならないものです。
ここで単なるユニバーサルジョイント(縦と横の軸で接続する継手)だと、曲げが加わった際にそれぞれの位相によって角速度が異なるために、シャフトの回転数は一定になりません。
以下の解説が非常にわかりやすいです。
http://www.ventiler.jp/2016/02/24/プロペラシャフト%E3%80%80%E3%80%80自在継手/
これを解決するのが等速ジョイントなんですが、構造が複雑でコストも非常に高いものです。通常はステアリングを切る前輪の駆動軸(ドライブシャフト)、又は後輪の駆動軸で使用されます。
ただ、前後に動力を伝えるプロペラシャフトでは通常使用されません。
コストが高いことと、4輪独立サスペンション実装車のプロペラシャフトの場合は前後(例えば前のトランスミッション、後ろのデフなど)の動力機構の位置関係はさほど変化しないためシンプルなユニバーサルジョイント、更にはジョイント無しのダイレクト接続(とはいえ、ゴムの継手で多少の動きは許容)でもなんとかなるためです。
技術的には興味ありますが、一体何用なんでしょうかね、これ。
デフごと動いてしまう非独立のリジッドサス用?