EU新規制「GDPR」、フェイスブックとグーグルが得をする理由
NewsPicks編集部
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損得のモノサシが難しいですね。ベースシナリオだと、FacebookもGoogleも欧州では伸びると思います。何故なら、市場の伸び代が大きいから。
例えば、FacebookのARPU(1人当たり売上)は直近四半期で、北米では20ドルを上回っています(無料で使う代わりに自分の情報を年間8千円くらいで売っている)が、欧州は3分の1以下です。2年で倍増のペースで伸びています。
GDPR導入にあたって、欧州委員会はEU市民のデータ価値を1兆ユーロ(単純に人口で割ると1人当たり約26万円)としています。「なじみ」がどこまで効くか分からないが、規制対応にはコストがかかる。規模が大きいほど、複雑度も上がりコストも上がる側面はあるが、それでも規模が大きい企業のほうが規制対応コスト・ノウハウを蓄積している側面があると思う。
その観点では、既に儲かっている大企業が有利という点はあると思う。"「IT界の巨大企業であることには良い面も悪い面もある」とブッタレリは言う。「私たちは中小規模の企業は特別扱いしたくなるものだ」"
思ったより裁量効かせそうな雰囲気出しますね。今のところGoogleやfacebookなどの大手は着々と対応を進めています。中小のプレイヤーは戦々恐々としているか鈍感かどっちかです。参入障壁を高めただけでIT大手に規制をかけようとした当局の狙いは外れそうです