ダメ上司ほど"何かあったら言って"と言う - それでは「仮説検証」は回らない
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注目のコメント
“過保護なくらい言いやすい空気を作らないと部下は言いません。”
これは本当にそう思う。
普段から不機嫌な空気を漂わせ、罵倒ばかりしている輩には話を積極的に上げようとは絶対に思わない。
そんな輩ほど、遠慮なく言ってこい、とか、場合によってはご意見箱など設置してみたりする。
けど話は上がって来ず、益々不機嫌になり、負のスパイラルに陥っていく。
現場と管理層との間にそびえている壁は、上の人たちが考えている以上に、下からは厚く高いものに感じている。
口から言うだけではなく、あぁこの人は自分の話に耳を傾けてくれる人なんだと、心から思ってくれるような雰囲気と態度と、そしてその事実を地道に積み重ねていかないと、話を能動的上げてくるようにはならない。
これをわかっていない管理者が多いいこと。。
その結果として、
“現場とトップの乖離(かいり)は、日本の組織が「衰退パターン」”
に陥るのだと思います。上司の役割について聞かれたら以下の4つであるといつも言っています。
1.Direction
仕事の必要性と方向性を明確に示すこと。
2.Allocation
上記を達成するためのリソーセス(人員と予算)を確保してくること。
3.Motivation
部下のやる気を引き出し、楽しく仕事に取り組んでもらうこと。
4.Solution
部下が必死で頑張っても解決できない局面に至ったら、自ら現場に出て行き、部下とともに問題解決する覚悟を持つこと。
「何かあったら言ってよ」と言う以上は、1-3をしっかりやって、4の覚悟を持たないといけません。
何もやらずに自己保身と口だけの人間が出世してるような会社なら辞めた方がいいですね。「責任は全て私が取るので、大きな判断をしたら事後報告して」
これでOK。
人は信頼されると恩に報いたくなり、そうそう悪いように行動はしません。本当に大きな決断は事前に話してくれるようになり、即時判断が必要な時は即決してくれます。
上司の仕事は、大所高所からしか入手できない情報との連携と、部下の失敗に対して責任を取ること。これくらいしかやることはありません。