【波頭×前田】身体に刻み込まれた、強烈な体験がリーダーを作る
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日本では社会が豊かになり、以前よりも人間は金やポストだけでは動かなくなってきました。
そんな中、人間を動かすために大きな役割を果たすのが「意味」だと思っています。
同じようにレンガ職人をやるにしても、どのように語られた方がやりたいと思うのか?
「レンガを積みませんか?」「レンガを積んで、塀を作りませんか?」「みんなが幸せに過ごせる教会を作りませんか?」。
多くの人が3つ目の仕事をやりたいと感じるというのはドラッカーが語った3人のレンガ職人の話です。
1つ目は行動レベル、2つ目は目的レベル、3つ目は意味レベルで仕事を語っているからです。
リーダーが意味を語るために、自らの原体験は非常に大きな武器になりえます。
体験(事実)を伴う意味(ミッションやビジョンを含む)は、本人の強い原動力になると共に、多くの人への強い説得力になるからです。
一方で、私は原体験があることというのは、意味を語る方法の一つでしかないと思います。
歴史を学べば、過去の先にある未来が語れますし、世界を学べば環境の中にいる自分が語れます。
そういったことからも意味は語っていけますし、自分や周囲の「やる気スイッチ」は押せます。
だから、原体験なんかなくても、自分も他人も動かせるリーダーになれると思います。
世の中には過去の原体験に捉われて、苦しい想いをしている人もいます。
しかし、人間はどんな体験であったとしてもそこに意味を見つけ、自らの力に変えることができます。
更には、自らの働く意味や生きる意味を原体験に捉われずに自由に描くこともできるはずです。
人間を動かすのは原体験ではなく、そこに自らが見出した意味だと思っています。最後までストイックな対談でした。一瞬、ゆる~い内容、小休憩が入るのではと、勝手に抱いた淡い期待を良い意味で裏切っていただきました。
人間の意志×原体験×死生観(生への眼差し)。個人の原体験は誰しも否定しえませんので、説得力を持ちやすいですし、死を見つめるほど生が充実する・幸福度も増しやすいというのにも関連します。
私の場合も、水子の姉がおり、自分が生をこの世に受けたこと自体が奇跡であり、それを見つめるたびに生きているただそれだけが有難く、自然と感謝の念も込上げ、自分を前に突き動かしてくれます。
「やる気スイッチ」自分の熱量やモチベーションの由来を正しく把握する必要性は同感です。私はこれまで、それを他者や世間の評価や枠組みに見出そうとして、自分を誤魔化し続けた結果、迷走しましたので、リハビリに長らく時間を要しました。
最後は、自分で感じて、考えて、動いていくしかないという当たり前だけど極めて大切なことを再実感致しました。最後の前田さんの言葉に、集約されていると感じます。
>リーダーとして突き抜けられるかどうかは、とどのつまり、自分の身体でもって、「体験」を実際にどれだけ積み重ねているかだと思います。シンプルですね