欧州路線の航空便キャンセル相次ぐ、ドイツ・フランスでストライキ、労組が賃上げ要求
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来週、ちょうどパリに行く予定になっていますが、現地の友人曰く「23日、24日はエールフランス、TGVはほとんど動かないのではと言われてる。どの便が動いているかは、空港や駅に行って初めて分かる」とのこと。仕方なく、フランクフルトからSwiss Internationalでパリに飛ぶことに。鉄子としては、TGV利用したかったのですが。
フランスのストは毎年この時期に行っているようですが、今回はマクロンが強い政策を打ち出しているため回避困難のようです。状況、肌身で感じてきます。欧州では航空会社や、その他航空管制、鉄道、郵便、学校などといった公共性の高い事業について頻繁にストライキが行われます。特にフランスではしょっちゅうという印象がありますし、いちいち腹を立てても仕方ないので「またか」と思うだけです。
とはいっても一応のルールのようなものはあるそうで、夏やクリスマスのバカンスシーズンや年末年始は外しているようです(今回はイースターの休暇がターゲットになりましたけれど)。
また2007年にはストライキでも公共交通機関には最低限の運行をすることと、スト参加者を2日前までに把握することでその運行ダイヤを事前に公表することを義務付ける法律が施行されており、今回も確かにダイヤが周知されています。
実際には労働組合の組織率が高くないこともあり、一部の組合がストに突入しても全体が止まってしまうことはほとんどないのが特徴です。博物館の表玄関はしまっていたけど、裏口は開いていたことがあるとか、ほんまかいなと思うことが実際にあるようです。
日本でストライキといえば、国鉄のほぼ全面ストライキがイメージされ、それが顧客離れを招き国鉄の解体に向かった流れが思い起こされますが、そこまで社会基盤に影響を及ぼすものではないようです。