NIMS-SoftBank先端技術開発センター設置 第一弾はリチウム空気電池
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注目のコメント
こちらにも書きましたが、CNTがポイントですかね。https://newspicks.com/news/2951843
空気電池は10年スパンの研究開発になると思います。
どちらかというとKato Junさんが紹介されているリチウムイオン伝導性液体「ハイドレートメルト(常温溶融水和物)」の方が応用が可能で注目してます。コストを度外視して性能向上だけを目指すならイオン液体を使うことも出来るので。
なお空気電池もさることながら、全固体でもセパレータは不要と言われていますが、デンドライト電析による短絡の防止は必要です。
また(急速)充電時の温度やサイクル回数なども関係してくるので、電池容量を上げる際のトレードオフも実用化のためには留意しなくてはなりませんので。NIMSがソフトバンクと組むとは…みゅーとさんがコメントされているのと同じで、予想外な印象。
リチウム空気電池の研究とのことだが、NIMSではリチウムイオン電導線液体(ハイドレートメルト)の研究などもやっている。
https://newspicks.com/news/1749287空気(正しくは酸素)を正極にする空気電池はエネルギー効率の面では究極形の電池ですので、EVやIoTの熱に押されて注目を集めていますね。
実現したらデバイス設計の考え方すら変えてしまいそうなモノなので、ソフトバンクの出資は何となく頷けます。
全固体電池などに比べればやはり安定や制御が課題で、電圧上昇の抑制と、空気中からいかに酸素だけを分離して取り込み、かつ余計なものを排出しないクリーンでオープンな電池に出来るか、というところに苦心している印象を受けています。
NIMSの開発思想とソフトバンクのビジネス方向がどれだけ一致するかが少し不安ですが、これほど強力なパートナーは国内市場には無いのでひとつのムーブメントは起こせそうです。