宮本武蔵の「最強のメンタル」は後天的につくられた
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本人もなにかを極めるには「朝鍛夕練」、つまり、朝から夕まで稽古してはじめて本当の力が身につくのだと記しています。武蔵は13歳から29歳までの間に60余度の決闘を行い、一度も負けることはありませんでした。
しかし、それでもなお、本人は自分のレベルに満足できず、その後も厳しい稽古に励み、50歳にしてようやく満足のいくレベルに達したと書いています。残された肖像画により、はじめから強いイメージのある武蔵ですが、いかに努力の人間だったかということがわかります。何かを選択するということは他を諦めるということです。当然ですがその選択肢が大きいほど諦めなければならないことも大きくなります。端的に言えば夢を叶える人とそうでない人の差は、どれだけ多くを諦めることが出来たかに集約されます。
例えばダイエットならなりたい自分になるという自己実現のために腹八分目でよく寝てよく運動するという選択をするか、ダイエットは明日からなどと怠けたり間食したりするかの勝負になります。ちなみに前者は努力が要るけど後味の良い充実感で、後者は努力が要らないけど後味の悪い快楽です。つまり快楽から充実感へのシフトが夢を叶える秘訣です。ストレスに対して多少耐性が出来てきたのは「課題の分離」を意識するようになってから。
何でもかんでもしょい込みすぎると過度なストレスで押し潰されそうになる。けれど、自分が向き合うべき課題とそうでもないものを分けると荷物が軽くなって向き合うことへの抵抗もやわらぎました。