【松井道夫】会社は芸者を囲う置屋か?
NewsPicks編集部
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注目のコメント
言うは易し行うは難しの典型例。営業不在モデルは最近増えてきているが、その多くは事業スタート時からその形式でスタートしており、一度重くなった営業人員体制からの切り替えは非常に珍しいと思います。次回以降も楽しみです。
今回のお話は、歪であっても既に長年機能している収益構造をたとえ正しくとも急激に方針転換しようとすると、社内外で様々な立場が混在している以上、一筋縄で交通整理できるものではない好例ですね。
「社員営業の歩合給的なインセンティブを廃止し、社員から歩合外務員への転身を認めない」というのはシンプルで口で言うのは簡単ですが、自分の顔と名前で顧客がついている歩合外務員という当時の会社全体の収益を支える屋台骨であった存在に対して、これを一気に切り捨てるような方策を実行に移すのは、相当の胆力を要することだったかと思います。"当時の松井証券のコストの半分以上が人件費であり、私はこの構造を抜本的に変える必要があると考えたのです。その方が利益を増やすにははるかに効果があります。"
多分当時の証券業界にいる人だとなぜ松井社長が改革をしようとしているのかピンと来ないでしょう。当時の松井と同じような中小の証券会社手数料の自由化によってその後どんどん潰れていく事になります。