建設現場と職人のマッチングアプリ「助太刀」が5.3億円調達、ペイメント機能の提供も視野に
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注目のコメント
何よりもまず、閉鎖的で排他的な建設業界にマッチングアプリという新しい仕組みを取り入れたことは革新ですね。
ただ、職人不足の問題構造のひとつは、「職人技術に対する報酬が不当に低い」ことなので、まちがっても不当な報酬のまま、無茶な仕事量を斡旋する仕組みにならないことを祈るばかりです。
建設物の価格は土地の値段に強い影響を受けますが、その上に建設される建築物のレベルに対しては、日本は割安と言って良いと思います。
戸建て価格などは10年前に比較して安くなっています。
http://diamond.jp/articles/amp/104447?display=b
そりゃそうです。
建設資材費も人件費もそこまで上がっていない中で、技術だけ上がってもしょうがないのです。
夏涼しくて冬暖かくて、地震にも火事にも泥棒にも強くて、ついでにオシャレな家が技術的に可能になったとして、その価格をそのまま購入価格に反映されたら、日本で一軒家に住める人なんていません。
この状況をどこの無茶で支えているかといえば、ひとつに現場の技術力があります。
今は、不景気で失敗が許されない中で生き残った現場監督や職人さんのカバーで成り立っている現場は少なくないと思います。
ただ、高すぎる要求レベルは現場でのミスが許されず、後進の育成すらできない状況を産み続けてきました。
私は、今いる職人さんの生活を守るためにこの種の雇用流動化は一定の恩恵をもたらすと思います。
でも、本当に能力の高い職人は既に暇が無いほど働いているはずです。
それに、弱っている今の建設業に自由競争原理をそのまま持ち込んでしまっては、この評判の良くない業界に入ってくれた未熟な若者が育つ余地が無くなってしまうと思うのです。
さいごに。
最近ではIoTや規制緩和の恩恵でこういった業界外の取り組みが参入できる嬉しい状況になっています。
ただ、建設業の内側にいる人間がこれを静観して今までの暗い体質を続けるのは、官だろうが民だろうが、発注でも受注でも施行でも設計でも現場でも建材でも何でもいいのですが、もういい加減やめた方がいいんじゃないのと思います。たまに。松岡 良太さん、木村 夏帆さんの懸念が当たらなければよいのですが。
本当に、質の担保が課題かと。
某クラウドソーシングサービスのようになりませんように。
追記
あとこれ、ゼネコンなどが施工する大規模な現場と、工務店やハウスメーカーが施工する住宅など小規模木造の現場では、全く違う状況になるのでしょうね。批判的な目で見ててもしょうがないので、とりあえずアプリ入れました。
結構使えるかも。
職人集める時にも使えるので困ったら使ってみよう。
ただ、誰かの紹介とかが担保になる業界なので、変な職人来る可能性があるのが心配です。
どうしようもない自称「出来る職人」いますからね。
雇い入れる側としては、労災保険、資格などの虚偽報告が最も不安です。。。