カルビー、「カリスマ経営者」突如退任の理由
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カルビー松本会長のお話しは、とにかくいつもおもしろいんですよね。同社IRウェブサイトの決算発表の動画さえ楽しく見られます。
発するメッセージが常にシンプル。難しい話は一切なくて、とにかく明快でわかりやすいんですね。
私が拝聴しに行った講演でも
「ポテトチップスの需要予測なんて細かくやってるけど、どうせ当たるわけないんです。だったら、工場の稼働率を上げるためにジャガイモを買えるだけ全部買いつけて単位コストを下げよう。コストが下がった分は値下げでお客様に還元するんです」
とおっしゃっていました。ものすごくシンプル、かつ、大胆なお話し。
シンプルなだけにごまかしが効かないし、もちろん、シンプルな打ち手に落とし込むまでにはファクトにもとづいた緻密な読みや先見性があってのことだと思うんですね。
「松本会長って、昔の上司でした」という友人がいわく、「いつもあの感じで変わらない。芯がぶれない方です」とのこと。
私が大好きな経営者のおひとりです。これからも注目しております♪営業利益率1.5%から11%まで上昇させたっていうのはすごいすね。
こういう数字を突き付けられると、やはり経営者の性能差というのは、如実に影響あるんだなあ、と実感。
https://newspicks.com/news/2903421?ref=user_1411627突然の退任ということで驚きがあったカルビー松本会長。
お会いしたことはないが、テレビや雑誌などで伺える姿からは、本記事が指摘しているような「あっけらかん」というか淡々粛々と意思決定をした感じがする。下記の日経記事では「どこか不可解な感覚も漂う退任会見」といった言葉もあるが、そこでもコメントしたように現在業績の踊り場であったとしても、経営は常に課題があるし、それをやり切ってからとすればその課題対処する機会を後任から奪うといった感じもあったのではないかと思う(本記事に出ている「それを言ってもキリがない」という言葉)。
https://newspicks.com/news/2916896
なお、再掲となるが、後任の決定について、会社HPのガバナンスについてみると、具体的なプロセスなどの言及は見当たらない。アドバイザリーボードは社外取締役候補者の氏名では取締役会に推薦する形だが、CEOについては特に言及がない。
https://www.calbee.co.jp/csr/management/