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Meta is the world's largest online social network, with nearly 4 billion family of apps monthly active users.
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SakakibaraさんのGDPR(5月施行の欧州の一般データ保護規則、①でもコメントした点)から見た対応の評価、またメディアリテラシーという観点でNakajimaさんのコメントが助かる(有難う御座います!)。
https://newspicks.com/news/2898593
以下、記事とコメント欄を読んだ個人としての所感。
バランスが難しいのが、プラットフォーマーとしての位置づけ。規模を持つことがプラットフォーマーのパワー、一方でプラットフォーマーが多くの判断をすると世論・思想をコントロールできる。ただコントロールを放棄すると、プラットフォームに情報があることを悪用する企業も出てくる。そこのバランスが、大手IT企業のいずれにおいても出てきている課題。
そのうえで、ユーザー数も多く、過去からのデータも蓄積している、企業としても儲かっているという点で、実効的な対策を一番しやすいポジションにもいる。
企業経営という観点では、世論の逆風もあるなかで、ユーザーをつなぎとめられるかがキー。そのなかで、例えばSNAPなりが代替サービスになりうるかというと自分はそうは思っていない。代替サービスがないなかでのリスクの顕在化は、既にプラットフォーム基盤が強いなかでは対処可能なのではないかと現時点では思っている。
あと、これだけ社会課題になると、そもそも個人情報やフェイクニュース対策が黎明期には対策が求められていなかったことが、今後は新規参入者に一層求められていく。
それは新規参入の障壁を増すことになるし、既存プレイヤー・大企業を有利にする。
将来、合っていたか、間違っていたか、検証したい。
つまりは、短期間であまりにも巨大になってしまったために、社会的責任を果たすことを要求されています。フェイスブックは、一企業が管理するインフラとしては、あまりに世界的で巨大であるともいえるでしょう。
ケンブリッジ・アナリティカの件で、フェイスブックの企業全体のみならず、社員や開発スタッフ一人一人にも、社会的責任や規律が求められるようになりました。
遅かれ早かれ、他のSNSやネット上のプラットフォームにも同様の要求が向けられるようになるでしょう。多分、グーグルにも。既存の国家とグローバル企業の対立、という面もあります。短期的には妥協したりするのでしょうが、かなり長期間続くのではないでしょうか。
Sakakibaraさんも指摘されるように、欧州のGDPRはインシデント発生から36時間の報告そ義務づけていますが、発生をどこから起算するのかもさるところながら、どれほどの網羅性と正確性を義務付けられるかもプラットフォーマーにとっては論点になろうかと思います。
今回のNYTによるインタビューはFacebook側より持ちかけたということもあり、極めて好意的な論調ですが、それを差し引いても、私個人としてはザッカーバーグは真摯に対応していると思います。私はFacebookに在籍した経験はありませんが、GoogleやTwitterに在籍した経験から、これらの米国西海岸ベイエリアのインターネットジャイアントの性質として、無邪気なまでの性善説でモノゴトを動かし、判断をする嫌いがあります。それは創業者が20代の若い時に創業し、インターネットのもたらす未来を盲目的に明るいものと信じるところもあることにも由来しているかもしれません。
今回の件はこれで全く終わったわけでなく、Facebookを始めとしたプラットフォーマーのこれからのあり方を見つめ直す上での端緒に過ぎないと思います。
https://newspicks.com/news/2892412/
このモデル自体が今後見直しがかかる可能性があるかもしれない。
私は今、システムについて以前よりずっと自信を持っている。同時に、ロシアやその他の政府のやり方もより洗練されたものになるだろうと思う。だからわれわれは確実に腕を磨いていく必要がある。