4年連続ドラフト1位輩出。明治大学の今風「人間力野球」
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注目のコメント
「上級生が雑用を率先する」
だけだとちょっと誤解を招く気がする。
なぜ雑用を率先するのか?
「上級生が試合に勝つための練習環境作りに一番率先して取り組む。それは一番勝つことにこだわっているから。そしてそれは下級生がいてもいなくても自分達でなんとかしなくてはいけないと思っているから。」
そんな上級生をみて、下級生は上級生に惚れ、
「上級生を勝たせてやりたい。少しでも上手くなって練習を良くしたい。自分達で出来ることは自分達で担って上級生の負担を軽減したい。」
と思ってもらえれば良い。
強い組織ってこの想いで溢れていると思う。古くは星野仙一さん、現在では広島の野村祐輔投手など、数々の人材を輩出してきた明大野球部。その秘訣は伝統と革新。その両輪があってこそ、長きに渡って栄光を築いていけると善波監督に話を聞いて改めて感じました。ここからは全くの余談ですが、大分商業時代にドラフト上位候補と注目された森下暢仁投手(今年3年)、桐蔭横浜大とのオープン戦ではピンチになると厳しいコースにストレートやカッターがきて、レベルが違うなと感じました。善波監督によると、順調に育っているとのこと。来年のドラフトが楽しみです。
武井壮さんも以下のように言っていました。
“体育会系の部活なんかで上級生が下級生に雑用させたりするのが慣習だけど、逆にしたらすごい人間性育つと思うわ。上級生が水汲みしてあげたり、道具の片付けしたりすれば後輩は先輩をより尊敬できて、先輩は社会に出る準備もできるし思いやりを持てる。誰かにやらせるより誰かを思える選手になれる。。”
https://twitter.com/sosotakei/status/834196935347048449
野球を、スポーツをアップデートするアイデアは、様々なところで挙がっている。そしてその声は同じ方向を向いている。
あとは、それをどう実現させていくか。
明治大学のような事例を増やしていくこと。そして広めていくこと。そうすることで、大きな流れを作っていけるでしょう。
特に野球は、問題が起きてから対処するのではなく、「今より良くするにはどうしたらいいだろうか?」という向上心から、「今のままではいけない」という危機意識から、動いていくべきだと思います。