中村江里子が実感した「フランス女性が子どもを産む理由」
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うちの会社は、4人目の育休中(4人とも在籍中に出産)の女性がいたり、男性が育児休業を取ったり、理解してくれる人が多く、日本では珍しい会社なのかもしれませんね。
社員が少ないほど開く穴は大きく、穴埋めするのも難しい場合、周囲や人事は頭を抱えるかもしれません。
フランスでは、そういう場合、どうしているのでしょうか。
システムでその穴を埋められたり、効率化が図れた場合、日本では「その人は不要ってこと」となりかねないのですが、フランスでは違うのでしょうか。
周りの人達の目や気遣いの優しさに触れる機会が多いことは、育児中の親にとってとてもありがたいですね。
形だけでなく、心がこもっていると、全然違いますね。自分が妊娠・保活して、日本はまだまだ子育てにおいて後進国だなと感じたのは、
・保活中に「0歳児から保育園に入れるなんて、もっとお母さんが見てあげたほうがいいですよ」と園長さんに言われたこと
・妊娠用のアプリや情報誌にやたらめったら里帰り出産について書いてあってまるでそれが当たり前かのようなプレッシャーさえ感じたこと(うちは実家に頼るのはまずは考えず、夫婦でできないか→ 行政の制度や会社の福利厚生を活用できないか→ シッターや家事代行に頼れないか→ お互いの実家に頼れないか の順番で考えてます。)
・実家に頼る前にまずは行政の制度をと思い、片っ端から調べて問い合わせましたが、「実家には頼れないんですか?」と言われたこと。「子育て=基本は家庭内で完結させてくださいね」のメッセージが強いのと、それくらいの予算配置しかされてないことを改めて実感。あと細かいが色んな制度の窓口がバラバラで期間や対応もバラバラなこと。よっぽど余裕ないと活用する方が面倒。
・うちの地区は母親学級は3回、両親学級は1回ですが、全部両親学級にして参加はどちらかがすればいい形にして欲しいと思った。そのあたりから考えが遅れている。
・うちは私は産休3ヶ月、旦那は育休3ヶ月とって休みの期間も同じにしてますが、たくさんの人に驚かれたし、それが実現できることはかなり珍しい(恵まれてる)ということ自体が遅れている。
・産婦人科は必ず旦那と行くようにして二人で妊娠、出産、育児をしていけるよう準備しましたが、それも色んな人におどろかれ、やはりそれが実現できるのもお互い自由に働ける環境が用意できるからであり、かなり珍しい(恵まれてる)ということ自体が遅れている。産婦人科は待ち時間も長く、基本は平日だし、妊娠期によっては1〜2週間に1回はいかないといけないので、それくらい休みを取りながら働ける環境は少なく、だいたいは女の方が休職か退職して女の方が一人で病院にいくしか選択肢がない。
・これらを実現するために、1〜2年前から職場への働きかけや、制度や法律の調査、様々な戦略を練らなくてはいけなかったことも、そこまでしないといけないくらい遅れていると感じた。あとは私くらい人権意識を持っていたり、良くも悪くもおかしいのはおかしいって言える人じゃないと、なかなか乗り切る方が面倒だと思う。対女性、対「母」だけでなく他人に対する「リスペクト」と「柔軟性」
少子化だけでなく、高齢化も加速する中 大切なことだと感じている。
理解し合い、は難しい。理解し合おう と思い合い、助けられて共存している感覚。