コーヒーの香りが集中力をアップさせる科学的根拠とは
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面白かったです。僕も缶コーヒーは香るブラック派。
ただ、科学的根拠というなら、もっとデータが欲しいところ。
せめて統計の対象数と実験方法くらいは本から引用してほしかった。。
注目のコメント
面白い.以下が論文かな.
https://ci.nii.ac.jp/naid/110001796424
私はコーヒー中毒.毎日,マグカップ5杯は飲んで,頭を強引に回している.その結果かどうか分からないが,カフェインに対する耐性が強く,寝る直前にコーヒーを飲んでも全く睡眠に関係ない体になってしまった.
コーヒーの歴史を調べたことがある.イスラーム神秘主義,錬金術が関係している.そして「茶」の代わりとして発見された.
15世紀に明の鄭和の艦隊がイエメンを訪れたとき,イエメンのアデンに住んでいたイスラム律法学者シェーク・ゲマレディンが,艦隊から「茶」を知った.植物の浸出液を飲むと,頭がスッキリして眠くならない.ゲマレディンはイスラム教神秘主義派のスーフィー教徒であった.スーフィー教徒は,昼は働き,夜に祈る.茶は夜の祈りの時の眠気を覚ます効果がある.彼は茶の作り方を教わったが,イエメンには茶葉に使える適切な植物がなかった.その後,宣教でエチオピアに赴いたゲマレディンは,現地人からパンと呼ばれる植物の話を聞く.食べると山羊が元気になるというのだ.これがコーヒーであり,持ち帰ることに成功する.最初は葉から淹れていたが,チェリーの果肉の方が美味しいと気づいた.これはギシルと呼ばれ,今でもイエメンで飲まれている.錬金術にも通じるゲマルディンは,コーヒーのさまざまな飲み方,焙煎などを考案.弟子達にも奨め,スーフィー教徒の間に,そして一般民衆にコーヒーの飲用が広まった.コーヒー・ハウスは,メッカ,カイロ,コンスタンティノープル,そしてヨーロッパと広がっていった,とさ.
ただし,9~10世紀のイスラムの医師が薬,覚醒剤,興奮剤で使用していたという説もある.
チョコレートが典型ですが,嗜好品栽培におけるグローバル企業と貧しい国の労働搾取を考えないといけない.
あと,コーヒーの健康問題に関して,業界と癒着して健康への悪影響を否定する科学団体も存在して複雑になっている.
参考: 「コーヒーの真実」https://amzn.to/2IkjlGT
【追記】 ちなみに,味覚のうち苦味を好むかどうかは遺伝する.米国大統領のブッシュ家におけるブロッコリー(苦味)問題は有名.調べてみて
.苦味は「毒」を意味するので,人類進化の過程で苦味趣向者が新しい食べ物を開拓する役割を持っていたらしい.コーヒーの香りが癒しになり、集中力を高めるーー。何となくコーヒーの香りが好き、くらいの認識ですが、そんな科学的な裏付けがあったのかと驚きです。この研究をされた、古賀先生にお話をうかがったのですが、研究のきっかけが「コーヒーの香りが大好きだったから」というとてもシンプルな理由なのがいいなと思いました。
さあ、コーヒーのいい香りがほしくなったあなた、香りにこだわる缶コーヒー「ジョージアヨーロピアン」ならコンビニや自販機でも気軽に楽しめますよ!単純な科学的興味として。
P300潜時のグラフについては統計的有意差の検定がなされているのでしょうか?
追記
土屋先生にご紹介いただいた論文をあたって確認しました。
実験参加者は平均21歳の女性9人(なぜ女性だけ??)。
二元配置分散分析を行ったと書いてありました。
論文中では「集中度」という言葉ではなく「情報処理速度に差異がある」とのこと。