川重が新幹線「N700S」開発から外された事情
東洋経済オンライン
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注目のコメント
この記事でも触れらていますが、2004年川崎重工が知財管理をしないまま中国に新幹線の技術を供与したところ、中国がこれを改良し2011年に特許申請するという問題がありました。これは当時相当話題になりました。JR各社と距離が離れているのはここに遠因があるというこの記事の説には私も頷きます。
記事を読んでいて気になったのは、JR各社のなかで判断が分かれているのはどうしてなのかという点。
中国の新幹線のベースとなったE2は、そもそもJR東。そしてJR東のE5もまた川重+日立、E7/W7でも主力メーカーとのこと。またN700においてJR東海からの川重のシェアが減っても、JR西・JR九州は発注をしていた。
JR各社のなかでJR東海はほぼ新幹線専業に対して、他社はそうではない。それゆえ、新幹線の「システム輸出」に期待していた部分が強いのかもしれない。それが、システム・ノウハウの輸出でなく、製造メーカーのノウハウ一回売りになってしまったという捉え方?