【竹中×ムーギー】生え抜き優遇、兼職禁止…古いルールを壊せ
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変革を起こすための2つの条件、
①チームで取り組むこと
②そのチームの一人ひとりが主体的に行動して、意思決定に参加している実感を持てるようにすること
カンタンなようで、そういう組織文化を醸成していくことはとても難易度が高く、工夫が必要です。
社員を採用、育成していく場面で意識しているのは、
・自発的に考え、自発的に解決策を提案し、自発的に行動できる人をいかに増やしていくか
・やりたいことや挑戦してみたいことが出てきた時に、そのチャレンジをいかに応援する仕組みを作るか
・若いうちから決断経験の機会をいかに多く積ませるか
ということです。
ちょっと雑に言うと、
主体性がある人間を組織の半数以上作れれば、強いリーダーがいるトップダウンの組織よりも圧倒的に強い組織が作れるのではないかと思います。その通りだよなあ、と頷くと同時に、突出した能力のない労働者は、今の仕事だけでいっぱいいっぱいな現実を思う。
ブラック企業のような問題はあっても、「古いルール」は、そう言う人たちを守ってきたわけで、この路線は弱者に最適化された会社風土に対する「強者の逆襲」なんだよね。
弱者への再分配のために強者へ重税を課すと、結局強者が外国に行ってしまうという難しさをはらんだ、税金と似た構造の問題で、
争点は稼げる優秀な人たちを会社に止めるためにより社外での活躍を容認するか否か。
ここを見誤って、普通の社員まで副業ありきの就労形態にしたら、弱者寄りの労働者は生活の維持ができなくなります。
ノブレス・オブリージュを持ったエリートの皆さんには、改革にあたって賢い頭をフルに使ってこの悲劇を回避する方法を考えていただきたい。
エリートの方々は、あくまで自分の能力を余すことなく発揮できる環境を求めているのであって、副業解禁を賃金を下げたい経営者の口実に使われることは、望んでいないはず。
古いルールにおいて実は既得権益者の労働弱者を巻き込まず、うまく生きながらえる方法を見出せば、改革は一気に進むと思います。多分、一番大きな問題は年功序列だと思う。若いうちに安い給料でこき使われた分の、元を取ろうとして、今の会社に留まろうとする。逆に言うと、転職すると、社内で積み上げてきた「信頼ポイント」がリセットされるから、不利になるのでは?という心理が働く。