東京大学、Tシャツみたいに動かすと複雑に変形する物体へ追跡しながらカラー映像を投影する新たなプロジェクションマッピング技術を発表
コメント
選択しているユーザー
注目のコメント
同じ学科の石川渡辺研の最新の成果です。
石川先生は長年高速ビジョンと、それを応用したシステムの開発をされています。この高速プロジェクションマッピングなどの他に、有名なのとしては絶対に勝てないジャンケンロボットとかでしょうか。SIGGRAPH2018の査読結果がもうでたのかと思ったのですが、違いましたね。
石川研究室は高速ビジョンで有名な研究室です(直前に校則ネタについてピックしたので変換が。。。)。下記に公式チャンネルがあり、絶対に負けないじゃんけんロボットや高速書籍自炊ロボットなどを見ることができます。
Ishikawa Watanabe Laboratory
https://www.youtube.com/user/IshikawaLab凄いですね。相当のフレームレートで動きを検出しつつ、非剛体の動きを追跡し、かなりの速さで投影映像の変換を行って正確に投影しなければ、こう滑らかには映せません。今回は10台のカメラを使っているとの事ですが、逆に言えば10台のカメラが必要だったということでしょう。
過去の発表をみると、
"高フレームレートかつ低遅延で投影するプロジェクタ「DynaFlash(最大1,000fpsで投影)」と、非剛体の変形を追跡する「Deformable Dot Cluster Marker」を組み合わせ"、さらに「るみぺん2」と呼ぶ投影技術をハイブリッドさせているとのこと。
"「るみぺん2」とは、同研究室が2015年に発表した技術で、高速に動くボールなど(動的対象)に対し追従し投影ができるテクノロジー"で、マーカーなどを使うことなく、"「サッカードミラー(駆動鏡面を用いた高速視線制御光学系 )」を使ってレンズを高速に動かし追従させることでボールなどの動的オブジェクトを捉えることを実現"しているとのこと。
"「サッカードミラー」は、2軸のガルバノミラーと瞳転送系と呼ばれるレンズ群から構成され、ミラーサイズを小さく、かつ2枚にすることで画角を上げることで40°の範囲で動的オブジェクトを捉えることを可能に"
http://shiropen.com/2017/03/24/23821号