ビル・ゲイツ「銀行は将来必要なくなる」
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銀行の機能で他で代替が効かないのは、単に、法定通貨を扱っていて、信用を「換金」できるという部分じゃないかと思っています。
現金は不便だから、持ち歩きたくないし、家に置いておくのも物騒。要は、モノやサービスと交換する時に、できるだけ便利に、確実に支払いができればいい。一方で、受け取り時には、もっとも信用できて使いやすい形にしてほしい。となると、ビジネス上は、現時点では、まだ法定通貨で銀行振込なわけですよね。
使う方からすれば、できるだけ個人情報や決済情報を扱わずに信用を担保できるなら嬉しいから、さまざまな決済代行会社を間に入れているというだけで、信用の源泉である銀行口座から、結果的にお金が出入りしてるだけだということに代わりはないような。
起業がこれほど簡単でなかったちょっと前までは、手形が普通だったりしたので、商慣習は、実態にあわせて簡単に変わっていくと思われますが、一番信用できる通貨を銀行にプールして、それを出し入れして使うという形が消えるかというと、法定通貨の信用が地に落ち、別の何かが通貨にならない限り、考えにくいんじゃないかなぁと思ったりします。
情報化社会で、どう考えても需要のなさげなプライベートバンクに舵を切ったら、かえって大変そう。法定通貨としっかりリンクした信用を基盤に、本来の銀行の機能(金融仲介、信用創造、決済)をミニマムに極めていく方がよいような気がしますが、もっととてつもないことになるなら、それはそれで、興味深いです。
注目のコメント
たしかに銀行は必要なくなるかもしれない。会社としての銀行も無くなるかもしれない。でも銀行の機能、つまり債権債務の精算によって送金する仕組みはなくならないと思う。現にパスモ・スイカに置き換わっている。それに早く気づいて資金移動に付加価値を見出す銀行があれば、その銀行は生き残ることができるだろう。
追記)具体的にはデビッドカードの機能充実と、その資金移動網につながる多角化戦略にチャンスがあると思います。鉄道会社が鉄道網を軸に商業・観光業に展開したようにです。スイカと駅ナカビジネスのような関係が、銀行の資金移動網と産業振興の関係で実現できないものでしょうか。ヒントは鉄道会社にあると思います。人材紹介業への進出もあるようですし、人とカネの面で支援することで資金移動網の充実に連なる産業を起こすことは地方創生の大義にもかなうように思います。金融内部にいる身として、この手の議論は非常に有難いです。金融、特に銀行は保守的なカルチャーなので、外圧を含む本質的な危機意識がないと動きにくいです。こういった議論の本格化で、銀行の付加価値は何かより真剣に考え始めるきっかけになります。
繰り返しになりますが、フィンテックにより、従来金融機関が担ってきた、個人、決済、中小企業向けファイナンス分野等々はテクノロジーによる自動化/無人化される世界が現実になってきている一方、特に大規模法人や仕組みファイナンス向けリスク判断は、銀行内部の大勢がまだ人の方が優位と思ってますが、既にテクノロジーは入り込み始めており、良化するか、最後は相当程度代替されるかです。自戒の念も込めて、銀行、人間、そして自分の付加価値は何か自問する日々です。【銀行は近未来に必要なくなる】
ビル・ゲイツの予言は的中します。
金融システムは存続するが、現在の「銀行」という産業は、
あと10年くらいで必要なくなる。
現在の「銀行」業務は「貯蓄」「資産運用」「与信」「決済」のいずれをとってもモジュール化され、より優れた「新参者」によってマジョリティの立場を追われる。
「銀行」が提供する金融サービスは、アプリとAIによって置き換えられる。自動車の運転が、自動運転に置き換わるのと同じタイミングでそれは起こる。
そして金融取引の主戦場は、銀行のカウンターからスマホの画面になる。
もし、それが起こるのが遅くなるとすれば、それはアマゾンやフェイスブックなどの情報系・商業系プラットフォーマーや、フィンテックの波に乗ってで始めた金融系プラットフォーマーの「サボり」が起こることに他ならないが、彼らがそれを都合よく「サボってくれる」のぞみはほとんどない。
なぜなら彼らプラットフォーマーの身体には、勝負において容赦無い「投資銀行家の青い血」が流れているから。
これが私の見立て。