銀行手数料：値上げ相次ぐ 超低金利影響、コスト転嫁急ぎ
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銀行に勤めていたころ、振り込みのあるなしや残高照会の電話を１日に何度も受けていた。端末たたいて出た数字をその場で教えるわけにはいかず、折り返しで登録電話番号にかけていた。期待する入金がないとまた電話がかかってくる。その度に仕事が中断したのでほとほと困った。今も同じような電話はあるのだろうか。インターネットバンキングなら無料で口座履歴を見れるのだから、行員による残高照会こそ手数料を徴収するべきだと思った。他にも、窓口での取り扱い手数料を取るようにすればよいと思う。今までタダだったからイヤだと思う人も当然いると思うが、きちんと原価計算をしてその結果を見せれば納得してもらえると思う。預金ビジネス、つまり預金を集めて市場で運用するビジネスは赤字に違うないが、証券運用やなんやかやでまだ銀行業務のトータルでは黒字だ。ほんとうに収支が厳しくなるのはもう少し先だろう。それまでは窓口手数料を取るのに躊躇するだろう。それはわかる。
従来からのサービスは無料という発想に由来する手数料体系を適正化する必要はあります。
しかし、一部のユーザー（通帳不可欠な人々など）のために過大なコスト負担を行い、それが他のユーザーに転嫁されている現下のシステムは早急に改める必要があります。
