スペースX「ファルコン9」打ち上げ成功 衛星インターネット「Starlink」テストへ
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なるほど、12000機全部が同じ高度ではなくて、4400機が1100km、7500機が320kmと分かれるのか。320kmは国際宇宙ステーションの通常の運用高度のちょっと下。デジタルデバイドの解消は人類にとって大きな進歩だけど、デブリはちょっと心配。
NP民の皆さんのご参考までに、高度780kmに66機衛星を投入したイリジウム衛星コンステレーションでは、2009年2月に、すでに機能停止していたロシアの通信衛星コスモスとの衝突が起こりました。
その際大量発生したデブリのうち大半はすぐ大気圏に落ちて燃え尽きましたが、約1年半後の2010年9月時点で、10cm以上のデブリがイリジウム側から528個、コスモス側から1347個カタログされてます。いくらかはすでに落ちて燃え尽きていますが、NASAの分析では、イリジウムデブリの半分以上は今後100年間は落ちない、コスモスデブリの大半も少なくとも20~30年は落ちないとのこと。
こういう衝突事故が起こる確率は極めて低いんですが、66機のコンステレーションで実際に起きてますからね。煽るつもりはないですが、Starlinkは最終的に7500機。OneWebも何千機か打ち上げようとしている。デブリ問題は騒がず見くびらず、的確に先手を打っていくべきと思います。壮大な計画に驚きます。宇宙デブリの問題も含めて実現までにはまだ多くの課題があると思いますが、夢ありすぎの取り組みです。Googleにも5年ほど前に立ち上げたProject Loonがあります。ルーターを気球で打ち上げ地球を周回させて世界のすへてにインターネットアクセスを提供するプロジェクトです。気球が風に流されず定位置にとどまる技術を開発したというネットの記事を最近読みましたが、今も実現に向けて格闘しているのでしょう。5Gで全世界がつながった時、人類に何が起きるのか。それがまさにシンギュラリティなのかも知れません。
>2025年までには4000万人の利用者と300億ドルの売り上げを見込んでいます。
利用料は、衛星インターネットにしては破格の安さなのかな?
2025年までにインターネットが利用できない地域はかなりあるので、本当に夢のあるプランだと思います。