【本音】伊藤忠人事部長が語る、大企業が本当に欲しい学生
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注目のコメント
【本音】ってタイトルにある通り、単純な伊藤忠商事ヨイショ記事になっていなくて良いなと思いました。ただ、読む人によって、かなり解釈が違うだろうなと思います。
読む人が読めば、かなり矛盾や葛藤が見え隠れする部分だったり、そもそも掲げている理想と現実の既存組織の体制・慣行に大きくギャップがあるのに、それを都合よく解釈することで乗り切ろうとしている部分が見えるでしょう。(それは当然といえば当然で、批判ではなく、本音なので好印象です)
人事部長やトップや役員は意識高くて当然だと思うのですが、組織慣行やカルチャー(社員にしみついた考え方・行動)はなかなか追い付きませんよね。
伊藤忠さんとは言いませんが、同規模の某大手商社の2-3年目の若手が数年前に会社を辞めると言ったときに、部長から「お前は宝くじで1等の当たり券を捨てるつもりか?」と言われたという話を聞いたことがあります。
「寄らば大樹」どころか、宝くじの当たり握りしめている意識の人たちがたくさんいる組織を想像したら、自分が経営者だったら悩ましくてしょうがないです。"伊藤忠の場合、新卒の採用人数が100人という少数精鋭ですから、「寄らば大樹」な人が1人でも入られると厳しい。"
男子22歳時点での見極めは本当に難しいと思います。30歳くらいまで分からないこともよくあります。さらには結婚して子供ができた35歳あたりで守りに入る子もいます。
生まれてから死ぬまで「寄らば大樹」であるという人は比較的見極めるの簡単ですが、30歳までバリバリやろうと思ってだけど、「大樹」な組織に活力を奪われて寄っていく方が多いと思いますね。経済産業省の「我が国産業における人材力強化に向けた研究会」を毎回、取材しているのですが、そこでいつもピリッと鋭いご発言をなさるのが、今回ご登場いただく、伊藤忠商事の人事総務部長の垣見俊之さんです。
うかがったのはズバリ、大企業は本気で、自律型人材を採用・育成しようとしているのですか? ということ。東大・早慶の就職で一番人気の総合商社は、やっぱり体育会系の上意下達に慣れた人材が好き…という印象があったものですから。
そこで、出てきた垣見さんの回答とは? また、大企業が抱える社内失業者をどうするのか?といった問題についても、率直にお答え頂きました。
ちなみに、写真を垣見さんは2つ時計をはめていることが気になった方がいらっしゃるかもしれませんが、1つは「健康経営」を目指す伊藤忠らしい、バイタル測定機能付き時計(会社支給)で、1つはご自身の時計だそうです。