この連載について
圧倒的な売り手市場が続き、エンジニアに高額初任給を提示する企業、中途と新卒の採用区別をしない企業などが登場。採用チャネルも多角化し、「インターン採用」のスタイルも百花繚乱の様相だ。
片や学生は、学生にしてプロさながらのスキルを持つ「プロ学生」が登場する一方で、安定志向の学生が主流派で、バブル時代の若者の価値観に逆戻り…との指摘もある。
東大・早慶なら、いつかはどこかに受かると気楽に就活する人が増える中、学生はこのまま、売り手優位を貫けるのか? その内実に迫る。
この記事の著者 / 編集者
この記事に関連するユーザー
この連載の記事一覧
【落合陽一】ワーク・アズ・ライフ時代の就活論
1018Picks
人気企業ランキング2019年卒。首位はリクルート
422Picks
【保存版・スライド】就活を成功に導く、NewsPicksの使い方
543Picks
【前田裕二】22歳だったら、“好き”を見つける旅に出る
1982Picks
【正能茉優】22歳だったら、トヨタかUHA味覚糖に行く
432Picks
【宇野常寛】22歳だったら、就職しないでメディアを作る
575Picks
【日テレ・土屋敏男】22歳だったら、ライゾマティクスに行く
202Picks
【米良はるか】22歳だったら、創業期の楽天のような会社に入る
395Picks
【須藤憲司】22歳だったら、中国のメガスタートアップに行く
407Picks
【田端信太郎】22歳だったら、日銀経由で仮想通貨業界に行く
1259Picks
まず、東大・早慶の就活というタイトルと、使っているデータが整合性取れてないので、ミスリードしませんかね?記事中で使っているデータって、大学生全般ですよね。
東大・早慶だけに聞いたら、もっと違う結果になると思います。あとは、どう調査しても、メディアやサービスを使う人の特性・志向があるので、サンプリングバイアスも避けられないと思います。
それこそ、Goodfindや外資就活などのメディアを使っている学生は、大手就職情報サイトのアンケートには答えない可能性が高いと思います。逆も然りで。
毎年、東大・早慶の学生と接し続けている私たちの肌感覚としては、起業志向やスタートアップ志向は高まり、終身雇用や年功序列にNOと言える層は増え続けています。
景気の良さによる安定化傾向と、同時に、スタートアップ経済圏の発展による起業・独立・ベンチャー志向の高まり傾向という2つの相反する力学が働いているのだと思います。
人気企業ランキングを見ても、年々公務員やインフラ系企業の順位は高まってきているような気がします。
しかしながら、環境変化のスピードが激しいこの時代、一つの企業が生涯のキャリアを約束することはできません。
終身雇用を約束することは、良し悪しの問題ではなく、不可能に近いのではないかと思っています。現実に、終身雇用を唄っていたメーカーや金融機関がリストラに踏み切っています。
人生に安定を求めることは決して悪いことではないのですが、今の時代の安定とは企業に依存せずに自分でキャリアを切り拓ける実力をつけることです。
一部の東大や早慶の学生はそのあたりを理解しているのか、学生全体の安定志向に比べると、逆にスタートアップの人気は高まっているように感じます。
就職活動で一番良くないのは「親に相談すること」で、親は自分たちの世代のキャリア観や就職観を引きづっていて、ズレたアドバイスをしてしまうケースも多いです。
何より、どの会社に就職すれば良いかなど、誰も見通せないので、自分で決断して自分で責任を持つ感覚が何よりその後のキャリアを良くしてくれると思います。
昨今の「働き方改革」の趣旨は、個人的には、同一賃金同一労働の下、個人の職務に値札が付く世界(端的には雇用流動化の世界)だと思っていましたが、学生には必ずしもそのように伝わっておらず「ストレスフリーで過ごせる働き方」という浸透になっているということでしょうか。結果的には、専門性の下でしっかりと自分に「値札」がつくことがストレスフリーに寄与するように私は感じています。
どちらが良い悪いではなく、採用活動で学生さんと出会う企業側はどちらも知っておく必要があるなと思います。私たちも選ばれていることを。
採用を何人獲得といった数字だけで判断しておこなうのではなく、自社の歴史や現状、向かっている道筋を理解した上で、個々の学生さんの背景を知ろうと努力し、双方で決める機会を作っていく。
さまざまな採用就活ツールが手段として出てきている今だからこそ、血の通った出会いや向き合い方が求められています。前線に立つ人事として、自戒を込めて。
こちらは参考になった→「推薦入試、AO入試は、高校時代からコツコツ勉強し部活に精を出してきた人が評価されやすい。裏を返せば、自分はコツコツ型だと認識している人が、推薦やAO入試型を選んでいます。そうした人が、実力主義よりもコツコツ仕事していれば評価される会社を目指すことは、合理的な判断といえます」
そして、学生の意識の変化と、それに伴う企業側の採用・育成戦略の変化についても、リポートしています。
それにしても、10年、20年で学生の意識はこうも変わるものかと驚きます。現在30代後半〜40代前半の就職氷河期世代は、実力主義大歓迎の人が多かったな、と。年功序列好きへ、揺り戻し現象きている、とは驚きました。
ちなみに冒頭で掲載した「就職氷河期の学生と売り手市場の学生の比較」(キャリタスリサーチ)から引用した学生の就活川柳ですが、就職氷河期だった2010年卒の川柳は「就活で 一生分の 涙出る」や「いつまでも決まらぬ 私に 春よ来い」など、悲哀溢れるものでした。
ただ、就活生を全体で見るのと特定のでみるのとでは、傾向は変わるように思います。たとえば予告されたプロ学生はどうなのだろうか。
なお年功序列は終身雇用とセットです。年功序列というのは、長く勤めて初めてメリットの出る報酬体型です。(給与も退職金も)だから定年までいるのがベスト。変化の早い今の時代、40年続く会社を見定めるというのは難しい気がしますが。
実力主義という選択肢は、自分で実力をつけていけば変化の早いこの時代を、自分の力で泳ぎ抜けるともいえます。どちらを選ぶかは自分次第です。
ところで一般論として、依存するものが多ければリスクは高まります。会社に依存する、旦那の稼ぎに依存するetc。一方、何にも依存しないように頑張るのは、苦しいです。自分がどこまで頑張れるか次第ですが、頑張れるのであれば依存するものを減らすようにしたほうが、リスクは少ないです。
聞かれ、お答えしたら「あ、質問は以上です」と言われました。(遠くまで会いに来てくれ唯一の質問)
仕事内容、また私のプロフィールは調べればある程度分かる、しかし、そこでない部分を知りたかったのかなー?と思いました。
人によると思いますが、
「安定とプライベート重視な傾向」、
そうかもしれません。
一方で、本当にそうなのか!?はたまたブラックや社畜や過労という怖ーいワードが飛び交い、マスコミやネットでも「色んな不安な情報が倍増」してるからの裏返しとも考えられます。
子育てや教育も、不安定な情報過多により心配しなくてもいい心配をし出すのと似ているなと。
「30歳成人説」をとれば、企業はポテンシャルを重視し、学生は30までに必要なトレーニングを受けられる企業を選ぶことになります。あまり急激な格差をつけられると学生側は困ってしまうことになります。10年後にこの学生たちの生産性を見てみたいですね。