“神業”を科学する スポーツ脳科学の世界
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注目のコメント
錯覚「イリュージョン」とは、脳の巧みな“戦略”であり、私たちは錯覚の世界を生きている。
人間が見たり聞いたりしたと感じていることは、物理的に目や耳に入ってきている情報とは異なると専門家達は話します。
となると指導する立場として気になるのが、学習とは何か。学習とは、この世界で「起こりやすいこと」と「起こりにくいこと」を認識しようとする事。それまでに体験したことのない事象と出くわした時、人間はこれまで学習したことをつかって予測をつくりだし、「起こりやすいこと」を採用して認識しるといいます。
私のようなオジさん世代は、カルチャーもテクノロジーも新しい出会いだからけで、常に学習してきましたし、そのモチベーションが絶えることはありませんでした。今でも。
しかし、常に情報に囲まれ体験がバーチャルワールドに展開されると体験した事のないものに出会った認識が薄れ、学習のモチベーションは下がり続けるのではないか?と考えてしまいました。ミレニアム世代にとってのバーチャルは、すでに事実、経験した体験で一括りになっているように感じるからです。
となると、やはりリアルワールド、コトからモノへの逆流が何かの効果をもたらすかもしれない。我々の体験を学習に組み込む事に意味がある可能性が高いと感じました。「視覚は空間認識に優れ、聴覚は時間認識に優れている」
自分の「意識」を意識したことありますか?
少なくとも私は無いですね。
「リアリティとは、感覚間の一貫性で決まる」らしく、VRでその感覚の一貫性を作ると、脳が「リアル」として認識しだすそうです。
スポーツにおけるVRの利用によって「うまくなる」のリアルを作り出すトレーニングが、もう始まっています。昔で言う所の「イメージトレーニング」なのでしょうか。ついつい読了しました。これからのスポーツは脳を鍛えることが当たり前になり、そこですごい差がつく未来がやってくるはず。
海外ではジュニア世代から脳トレをスポーツ指導に導入してるのに日本ではまだまだ。
早くしないと日本は置いていかれる!