南海トラフ地震発生確率 最大80%に引き上げ
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地震発生確率という数字が独り歩きしているようにも見えますが、要は南海トラフと根室沖でのプレート間巨大地震こそが地震対策として優先順位のトップに置くべきでしょうということです。
特徴は、東日本大震災で思い知らされた通り双方とも大津波をもたらすことです。南海トラフでは関東から西日本の広範囲に、根室沖でも北海道や東北など、先の震災で被害を受けた場所でまた大津波が発生する可能性があるということになります。震災の教訓を生かすも殺すも、こういった巨大地震にどこまで備えられるかという点に絞られるでしょう。
また、地方自治体においては単に事業継続計画(BCP)の策定だけではなく、現在の都市計画の見直しや、もし災害が発生した場合の復興計画まで見据えた対応が必要になるものと見込まれます。
また、昨年11月からは東海地震に絞った予知情報は正式に運用が取りやめとなり、現在は南海トラフの広い範囲について、巨大地震につながる可能性のある状況になった場合に「臨時情報」を発表する体制となっています。臨時情報は予知情報ではないため、発表されても巨大地震がいっこうに発生しないかもしれませんが、この情報を受けてどのように対応するかは自治体や会社等の組織によりまちまちとなりそうです。個人についてもどのように行動するかの判断は委ねられることになりますので、各々の許容できるリスクを考えて行動することを迫られます。
つまり災害に対しての国民のリテラシーをこれまで以上に高める必要があるわけで、しかもそれを何十年も悠長にやっている暇はないということになります。どうぞ、よい機会ですのでご家庭でこれを話題とされて、お住まいの地域で予想される被害を共有し、いざという時の行動や連絡を決めておくことをお勧めいたします。ここ30年間、東海地震が起こる起こると言われてきましたが、まだ起こっていないことからくる「油断」が怖い。30年は人間には十分長い期間ですが、自然の摂理からすればほんの一瞬にすぎません。
危機回避.comというサイトが大変参考になります。あなたの地域で地震が起きた場合の傾向と対策はコチラ。
http://kiki-kaihi.com/?page_id=2524