人気美容室を利用し放題 定額制サービス「メゾン」がスタート
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ホットペッパービューティーによって、僕みたいに「気に入ったところに通い続ける」タイプの人は損をする傾向にあります。
人材の流動性ならぬ、美容室の流動性が高いため、美容室は新規顧客獲得のために費用を投じるし、事実初回(もしくは数回まで)の割引はすごい。でもそれを越えてプロパー料金でとなると、やっぱり勿体ない感じもしてしまって他を探そうとする。これはすごく気持ち悪い感じがするのです。ナンバーポータビリティの時と似たものを感じます。
なので、お得意さんに優しいこういうのは嬉しいです。カットはお願いしたいですが。カットが定額に入ってないという時点で庶民には厳しい。
そして、カットが定額に入っていない(提供するのはヘッドスパやトリートメント)時点で、競合相手はマッサージ。私は頭皮より腰をもんでほしい。とてもおもしろいです。会員サービスに近く、このカードを持って人気サロンに通うこと自体が社会的にステータスがある or その人にとって精神的にすごく満たされる という状態を作れるかが勝負だと思います。一番上がブラックなところとかまさにですよね。
キャンプ用品のスノーピークさんは、会員というかファンの支えが非常に手厚いです。年間購入金額でランク分けがされるのですが、一番上のブラックは年間100万円以上(!)買わないとなれません。そのブラック会員と、その次のランクの会員で、100億円近い売上の1/4を占めています。驚異的です。
ここまで至るには、サービス提供側が世界観を徹底的に打ち出し、ファンサービスというよりはファンと一緒に作り上げる姿勢が鍵だと思います。サロンにもそんなことが求められているのかもしれません。