サムスンディスプレイ、リジッド有機ELの製造ラインの稼働率が半分に低下
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価格を高く維持しようとしてきた日系サプライヤーと違い中国液晶パネルメーカーは稼働率や雇用に応じて補助金がもらえるため、赤字であろうが関係無しに安値でLTPSパネルを市場に供給してきた。HD720クラスの価格は下がりきっている。有機ELパネルもリジッドでは中国メーカーの猛威があるわけなので、こちらも市場価格下落は待った無しだろう。
もともとは三星が稼働安定化のために仕掛けた外販戦略だが、三星にとっても不可欠なものとなっており、市場単価下落は辛いだろう。リジッドOLEDは、昨年からLTPS LCDと激しく競争し、価格が下落し続けた。台湾、日本、中国でLTPS LCDの生産能力が増加して価格が下がったので、リジッドOLEDには市場で不利な立場になった。過去にLTPS LCDと同様の水準でリジッドOLED製造コストが低くなったが、その後に継続してLTPS LCDの価格が下落し、両陣営間の価格競争が続い激しい。
中国のスマートフォンメーカーが、価格がより安いLTPS LCDを主に採用して、リジッドOLEDの販売量が減少した。これは、スマートフォン製造コストを下げることができ、製品デザイン面でリジッドOLEDと大きな差がないからだと業界は分析した。