【CTO×馬場渉】予見してタテとヨコで動く。革新し続ける組織の強みとは
コメント
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『そこはじわじわと同時にスピード感も大事にしながら、タテのバランスを崩さずにヨコを通した価値を生んでいきたいと考えているところです。』
ピポットのようなイメージなのかなと感じました。
自組織にいるだけでなく、積極的に他の組織に入り込んでき、共同でアクションを起こす。
そしてまずアクション、その中で互いの組織文化や商売の背景、強み弱みを共有し、継続的にチャレンジを起こしていく。また、そこで得た知識や経験を自組織に還元。
相乗効果を生み出しながら、スピンオフも視野にいれていくことが必要だと思います。もっと大きな話をされていると思いますが身近なところだと、軸を持ちながら、横との活動を実践していきたいものです。
注目のコメント
馬場さん
「そこそこのクオリティでいいから、それを組み合わせてデジタル的な新しい価値を作ることこそが重要です。
日本は個々の完成度にこだわったアナログ的な価値を追求しますが、それはシリコンバレーの感覚からすると、無駄な過剰品質。
不完全でもいいから、全く違うものと交わることのほうが重要で、それによって価値は加速度的に上がっていくものです。」
「確かに、シリコンバレーは『失敗が財産』というような文化。逆に言うと、『失敗していない人=チャレンジしていない人』と捉えられてしまう。失敗してなんぼ、なんです。」
平井さん
「『技術の引き出し』をたくさん持っていることが重要です。引き出しがあるほど、リクエストにすぐに応えられる。」
「カンパニー制をとりながら、かなり強くヨコ串を刺しています。例えばエレクトロニクスとクルマなどはもうセットになっていて、そういうときはカンパニーがヨコ串どころかオーバーラップして動いていかないと最先端の技術を展開できない。」
「ちょっと異端であろうが、そういう「任せてみる」というチャンスを与えていきたい。「ポテンシャルはあるが、今の実力では難しいからやらせない」では、いつまでたってもできません。」
じっくり時間をかけて特定の分野のスペシャリストになるよりも、マルチな経験を重ねて「技術の引き出し」を持ち、スピード感を持ってお客様のニーズに真摯に応える。
失敗は財産ととらえ、チャレンジを評価する。
成熟社会に求められているのはこうした感覚なのだと感じた対談でした。
また、今回の対談場所は京橋の「AGC Studio」をお借りしました。
http://www.agcstudio.jp/
最先端のガラス製品の展示は眺めているだけでワクワクします。
インテリア好きの方にも足を運んでいただきたいですね。記事を読む前からコメントしようと思っていたこと。
「平井さん、馬場さんを独り占めして対談は、ずるい!若手呼んで座談会やってください!」
さて。
馬場さんの頭の中にある「イノベーション」と、平井さんが「支える」と言っている「イノベーション」って、果たして同じものなのかなあ、というのを気にしながら読んだ。
多分、違う。
でも、会話は噛み合っているし、課題意識は一致している気がする。
それでいいのかな、と思った対談だった。平井氏の経歴を拝見して…旭硝子の液晶パネル製造子会社というと三菱電機と旭硝子の合弁子会社であるオプトレックスのことですよね、おそらく。
オプトレックスの歴史は古く、1976年発足、その後小型液晶パネルモジュールを製造販売していた。iPod全盛時代にはオプトレックスの液晶パネルが採用されていた時期もあったわけですが、スマホ全盛期になるとApple向けビジネスは終息、車載へ特化していく中で、合弁解消、08年日本産業パートナーズの元、再建 、2011年に京セラに事業売却され、現在は京セラディスプレイとして会社は存続しています。
液晶パネルの前工程での投資が継続されなかったため、スマホ時代には戦えませんでしたが、こなれた設備で車載向け液晶パネルを製造。