不妊手術強制、国を初提訴 「旧優生保護法は違憲」賠償請求
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注目のコメント
平等にしろ、人権にしろ、憲法に書いてあればそれでいいわけではない。
憲法の規定というものは、ただ存在するだけでは機能しない。
まさに「普段の努力」が不可欠だということですね。
旧優生保護法も、ほかの法律と同じく、国会の議決で成立しているはずです。
つまり、国会が決めてしまえば、「法の下の平等」も無視できてしまうということです。
「強制不妊」は、耳にするだにおぞましいことですが、「もっと政治に関心を持たなければならない」と痛感させる話題だと思います。YAHOOニュースのコメントでは、原告にかなり厳しい意見が主流です。知的障害を持つ人が親になれるのか、ちゃんと子供育てていけるのか、社会に不要な負担を及ぼしはしないかという内容ですが、確かにそのような見方もできるでしょう。
一方で、強制不妊手術という行為そのものについても考える必要があると思います。生物の本来機能である生殖機能を強制的に取り除くことの重大性に対し、われわれは謙虚であらねばなりません。子を産み育てることは、社会的に意義があるとともに、個人の最も基本的な自由と幸福だからです。国も除斥期間を論点にする方針であり、当時は必要性があったとされていたとはいえ、優生保護法そのものの問題点を認識しているのだと思われます。それゆえに優生保護法は母体保護法に置き換えられています。
性犯罪者の不妊措置が実施できていないわが国で、知的障害者についてはそれが合理的であるという主張には、強い違和感を感じます。